
【学生アンケート・新人コラム】SPIEGEL10月号|9月末時点の27・28年卒市場動向調査
SPIEGELとは?
株式会社採用総研が毎月発行している、就活生と新卒採用実施企業に関する動向調査です。シュピーゲルはドイツ語で「鏡」という意味。採用コンサルティング会社として、就活生と企業、どちらにも接点を持っている当社だからこそ発信できる、「採用のリアル」をありのまま映し出す鏡のようにお届けします。
SPIEGEL10月号:学生調査データ + 企業調査データはこちら
調査概要
内容 | 2028年卒就活生の動向調査 |
調査期間 | 2026年9月24日~2026年9月30日 |
調査対象 | 弊社アンケートモニター/株式会社DEiBA Companyアンケート |
調査方法 | WEBフォームによる回答 |
目次[非表示]
- 1.SPIEGELとは?
- 1.1.調査概要
- 2.学生アンケート(28卒)
- 3.新入社員エッセイ<2026年4月入社>
- 3.1.山本朱里<同志社大学卒>
- 3.2.早川和実<関西大学卒>
- 3.3.三倉茉子<同志社女子大学卒>
学生アンケート(28卒)

「就職情報サイト」77.4%が最も多く回答を集め、2位は「企業公式HP」54.2%となりましたが、「SNS(X、Instagram、TikTok、YouTubeなど)」43.8%や「AIツール(ChatGPT、Gemini、Claudeなど)」39.9%も4割前後の学生からの支持を集めており、従来のナビサイトや企業HPだけでなくSNSやAIツールなど、多角的な情報収集が進んでいることがわかります。

前月に引き続き「マイナビ」が91.7%と他の就活サービスの追随を許さない結果となりました。次いで、2位「ワンキャリア」47.9%、3位「リクナビ」45.8%、4位「OfferBox」31.3%となり、マイナビを主軸としながら他のサービスも併用し就職活動を進めていることがうかがえます。
しかし、ワンキャリアやリクナビ、OfferBoxは前月よりも利用率が下がっています。これは、インターンシップ等への参加が最も盛んな夏季休暇期間が終了し、一時的にスカウト・情報収集ツールの利用が落ち着いていることが要因だと推測されます。

利用率と同様に、最も多く回答を集めたのは「マイナビ」64.6%という結果となりました。6割以上の学生がマイナビをメインツールとして活用しており、学生にとって就活を開始する際のインフラとして定着していることが見て取れます。
企業側としても、「まずは自社を知ってもらう」ための必須媒体としてマイナビを活用し、採用ターゲットに合わせて他の就活サービスを使い分けることが有効であるといえます。

利用頻度の高い就活サービスを選択した理由について尋ねたところ、1位は「最初に登録したから」50.0%、2位は「大学の就活ガイダンスでオススメされたから」29.2%となりました。
マイナビは、大学ガイダンスでの推奨や早期の認知獲得により「最初に登録するサービス」としてのポジションを確立しているため、利用頻度も高くなっていると推測されます。

1位は「企業検索・求人探し」68.8%、2位「選考対策・選考情報の収集」39.6%、3位「自己分析・適性診断」25.0%という結果となりました。最も利用頻度が高い就活ツールの主な用途として、約7割の学生が「企業検索・求人探し」を挙げていますが、逆に言うと残りの3割は企業検索を主な目的としていないということになります。
本格的な企業選びはこれからという学生や、自ら企業を探すのではなくスカウトを待つという姿勢の学生が、これらに含まれると思われます。

最も多く回答を集めたのは「ワンキャリア」27.1%という結果となりました。
2位「リクナビ」16.7%と比較すると10ポイント以上差をつけており、「選考対策・口コミ情報」というワンキャリア独自の強みが、効率的に選考を突破したいというタイパ重視の学生の志向とマッチしていることで、サブツールとして高い支持を得る結果に繋がっているようです。

1位は「企業検索・求人探し」35.4%、2位「口コミの閲覧」26.6%、3位「企業からのスカウト・オファー受信」25.3%という結果となりました。依然として「企業検索・求人探し」が最も多い利用目的としてあげられていますが、最も利用頻度が高い就活サービスと比較すると、「口コミの閲覧」「企業からのスカウト・オファー受信」が上位項目に入っていることがわかります。メインの就活サービスだけでは得られないリアルな口コミでの評価確認や、新たな企業からのスカウトを期待して学生がツール選びをしていることがうかがえます。
企業側としては、スカウト・オファーを通じた個別アプローチの強化や、口コミ・SNSを意識した「透明性の高い情報発信」を取り入れることが、母集団拡大や志望度引き上げの鍵になると考えられます。

「就職活動は開始していなかった」が58.3%という結果となった一方で、約4割の学生は1~2年生の段階で何らかの就職活動を開始していることがわかります。最も多かったのは「自己分析」13.5%でしたが、「業界研究」11.5%、「就活イベント・合同企業説明会への参加」11.1%、「企業研究」10.8%など、企業探しに取り掛かる学生も一定数いることが見て取れます。

「0社」が77.1%と大半を占める一方で、「1社」10.8%、「2社」8.3%、「3社以上」3.8%と、5人に1人が大学1〜2年生の段階で既に企業との接点を持っていることがわかります。
意識の高い層は早い段階からインターンやイベントなどを通じて企業と接触し始めており、大学3〜4年生からの本格的な採用活動だけでは他社との差別化が難しくなる中で、企業としては低学年次からアプローチを行うことも検討の余地がありそうです。

「1社」が45.5%で最多となり、「2社」9.1%、「3社以上」9.1%を合わせると、大学1〜2年次に接点を持った企業がある学生の内6割以上の学生が3年生以降も継続して接点を持つつもりであることがわかります。一方で、36.4%の学生は「0社」と回答しており、早期に接点を持ったものの、その後の魅力付けや情報提供が不足していると、3年生以降のインターン参加に結びつかないケースも存在することが示唆されます。
早期に学生との接点を持つことは有効な手段ですが、学生を繋ぎ止める方法まで計画しなければ、早期接触が採用成功に結びつかないことを念頭に置いて行動する必要があります。

1位は「業種」66.7%、2位「職種」58.0%、3位「勤務地」47.9%という結果となりました。「初任給・平均年収」も41.7%と4割を超えており、学生が仕事の内容だけでなく働く環境や条件面も合わせて重視していることがうかがえます。 一方で「企業の理念や社会貢献度」は12.5%にとどまっており、夏休みの段階では抽象的な理念よりも、具体的な業務内容や働く環境といった「イメージの湧きやすさ」が応募の決め手になりやすいといえます。

最も多く回答を集めたのは「希望する開催地域である」58.7%という結果となりました。
2位「希望する業務・職種が体験できる」48.3%、3位「希望する実施日数である」36.1%といった参加条件・内容に関する項目が上位を占める一方で、「オンライン開催である」26.0%や「交通費・手当・報酬が支給される」24.7%など、参加にかかるコストや利便性に関する数値も一定の関心を集めていることがわかります。

1位は「選考・面接対策」72.9%、2位「早期選考への応募」59.0%と10月以降は内定や早期内定獲得を見据えた活動に力を入れたいと考えている学生が多くなっています。一方で、「インターンシップ・仕事体験などへの参加」は45.8%となっており、10月以降も約半数の学生が引き続きインターンシップへの参加意欲を示しています。
企業側には選考案内だけでなくインターンシップ・仕事体験などのコンテンツも並行して提示し、選考に力を入れたい学生とインターンシップ・仕事体験などへの参加を希望する学生のどちらのニーズにも答え、母集団形成と囲い込みを同時に実施することが求められています。

1位「企業の雰囲気・オフィス紹介」54.5%となり、「内定者や就活生の選考・就活体験談」が53.8%と僅差で続く結果となりました。企業が発信するオフィシャルな情報だけでなく、働く環境のリアルな空気感や身近な先輩の実体験を重視して企業選びを行っている学生の傾向が見て取れます。
企業側としては、職場の雰囲気や選考体験談といった求職者が求める「リアルな情報」をどのようにして学生に届けていくかを検討する必要がありそうです。

「特に大きな不安はない」は僅か2.8%と多くの学生が何らかの不安を感じているという結果となりました。
「自分に合う企業が分からない」という自己分析や企業理解に関する不安も5割を超えていることから、選考対策そのものだけでなく、ミスマッチを防ぐための軸作りや企業選びの段階から支援を求めている学生が多いことがうかがえます。
新入社員エッセイ<2026年4月入社>
山本朱里<同志社大学卒>
気が付けば入社から半年が経ち、いよいよ新入社員としての後半戦に突入しました。社会人になってからの6か月間は、学生時代とは全く違うスピードで過ぎ去っていったと感じています。半年経った今でも、初めて経験する業務では時間がかかってしまい反省することもあります。しかし入社当時を思い返してみると、日常的な業務のスピードや効率は確実に上がってきました。
また、これまでに積み上げてきた経験のおかげで、以前よりも、状況に応じた柔軟な対応ができるようになってきた実感もあります。さらに知識を深め、商談の経験を重ねていくことで、先輩のようにどんな場面でも臨機応変に動けるようになれるのではと、今後の成長を楽しみにしています。
半年後には自分にも後輩ができると思うと、ワクワクする期待感と同時に少し焦りも覚えます。「仕事への慣れ」を怠惰につなげるのではなく、確かな成長へと変えていけるよう、改めて気を引き締めて後半戦も駆け抜けていきます。
早川和実<関西大学卒>
入社してから早くも半年が経ちました。学生の頃は「社会人としてちゃんとやっていけるだろうか」と不安ばかり抱いていましたが、今では日々新しい業務に挑戦し、目まぐるしくも充実した毎日を送っています。一方で、9月は自分自身の成長の停滞を感じる1か月でもありました。営業活動で思うように成果が出ず、どこに原因があるのか自分ひとりでは上手く掴めないまま、悩む時間が増えていました。
そんな中、大きな支えとなったのが毎週行われている先輩達との勉強会です。現状の悩みを相談したところ、一人では気づけなかった課題を丁寧に言語化してくれたり、具体的な改善アプローチや勉強方法のアドバイスをもらえたりしました。課題が明確になったことで、今何をすべきかがクリアになり、視界が開けた感覚がありました。壁にぶつかった時に親身になって助けてくれる先輩達がいる環境に、心から感謝しています。
教えてもらったことをしっかりと吸収し、これからの営業活動に活かして成長した姿を見せることができるように努めてまいります。
三倉茉子<同志社女子大学卒>
入社して半年が経ちました。この夏は「自分の苦手なこと」や「課題」が明確になった時期でした。頭では改善策を理解しているものの、いざ実践の場になると緊張や自信のなさから学んだことを活かしきれず、 もどかしさや不安を感じる場面が多かった印象です。
同期と比べてアウトプットの機会が少ないことに、焦りを覚えることもあります。しかし、こうした壁にぶつかっている今だからこそ、これまで学んできたことの振り返りや復習に丁寧に取り組むことが大切なのだと感じています。焦って結果を求めるのではなく、着実に準備を重ねて自分の中に落とし込んでいくことで、実りのあるアウトプットへと繋げていきたいです。
また、 インターンシップの学生と接する機会があり、いつまでも自分が一番下の立場ではないのだと実感しました。近い将来、後輩ができることも視野に入れながら、日々の動き方を見直すきっかけになりました。試行錯誤の途中ですが、自分のペースで土台を固め、一歩ずつ成長に繋げていきたいです。
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