
新入社員が「受けてよかった」と思える研修とは?記憶に残る新入社員研修の作り方
新入社員研修は、社会人として必要な知識やスキルを身につけるための大切な機会です。
一方で、研修を受ける新入社員からすると、長時間話を聞くだけの研修では、内容を覚えていても「実際の仕事でどう使うのか分からない」と感じることもあります。
では、新入社員にとって「記憶に残る研修」「受けてよかったと思える研修」とは、どのようなものなのでしょうか。
本記事では、昨年まで学生だった26卒の新入社員である筆者自身の研修経験も踏まえ、新入社員目線から考えてみます。
この記事の3行要約
新入社員にとって記憶に残るのは、知識を聞くだけではなく、実際に体験できる研修です。
「楽しかった」で終わるのではなく、自分で考えたり、気づきを得たりできることが大切です。
他社の新入社員との交流など、普段とは違う人から刺激を受けることも、仕事への意識を高めるきっかけになります。
目次[非表示]
- 1.新入社員にとって「意味のある研修」って?
- 1.1.「聞いた研修」より「実際にやった研修」のほうが記憶に残る
- 1.1.1.「知っている」と「できる」は違う
- 1.2.「楽しかった」だけではなく「自分で気づける研修」にする
- 1.2.1.人事が伝えたいことと、新入社員が感じることは違う
- 1.3.「他の新入社員から刺激を受ける」ことも研修の価値
- 2.実際に新入社員研修を受けてみて感じたこと
- 3.新入社員研修は「いつ実施するか」も重要
- 3.1.新入社員研修の実施時期と目的
- 4.新入社員研修を自社だけで設計する難しさ
- 5.新入社員研修を選ぶときは、内容だけでなく「体験」に注目
- 5.1.1. 研修の目的が明確になっているか
- 5.2.2. 実際にやってみる機会があるか
- 5.3.3. 新入社員自身が考える時間があるか
- 5.4.4. 他の新入社員と交流できるか
- 5.5.5. 研修後のフォローがあるか
- 6.採用総研の新入社員研修
- 7.まとめ|新入社員の「記憶に残る研修」を考える
- 8.新入社員研修に関するよくある質問
新入社員にとって「意味のある研修」って?
新入社員にとって「受けてよかった」と思える研修は、ただ知識を教えてもらうだけの研修ではありません。
実際にやってみたり、自分で考えたり、ほかの人の意見を聞いたりする中で、「なるほど」「こういうことだったのか」と気づけることが大切です。
新入社員研修では、ビジネスマナーや電話対応、名刺交換、報告・連絡・相談など、社会人として身につけるべき内容がたくさんあります。
人事担当者の方からすると、
「社会人として困らないように、できるだけ多くのことを教えたい」
と考えるのではないでしょうか。
もちろん、必要な知識を学ぶことは大切です。
ただ、学生から社会人になったばかりの新入社員からすると、仕事そのものが初めての経験です。
そのため、説明を聞いて理解しただけでは、実際の仕事でどう行動すればいいのかイメージできないこともあります。
だからこそ、新入社員研修では「何を教えるか」だけではなく、「どんな経験をしてもらうか」という視点が重要になります。
「聞いた研修」より「実際にやった研修」のほうが記憶に残る
新入社員研修では、知識を聞くだけでなく、実際に体験する機会をつくることが大切です。
例えば、電話対応について研修を行うとします。
電話の受け方や話し方を説明してもらえば、基本的な知識は身につきます。
しかし、実際に電話対応のロールプレイをしてみると、
「思ったより緊張する」
「言葉がすぐに出てこない」
「相手の名前を聞き取れない」
など、自分自身の課題に気づくことがあります。
これは、説明を聞いているだけではなかなか分かりません。
名刺交換も同じです。
手順を教えてもらっているときは簡単に感じても、実際に相手と向き合ってみると、どのタイミングで渡すのか、どのように受け取るのかなど、迷うことがあります。
だからこそ、実際にやってみることには大きな意味があります。
「知っている」と「できる」は違う
新入社員研修で意識したいのが、「知っている」と「できる」は違うということです。
例えば、電話対応の正しい方法を知っていたとしても、実際の電話でスムーズに対応できるとは限りません。
そこで、
説明する→実際にやってみる→振り返る
という流れをつくることで、学んだことをより自分のものにしていくことができます。
実際にやってみたからこそ、「ここが難しかった」「次はこうしてみよう」と考えられるようになります。
こうした経験は、その後の仕事でも思い出しやすく、研修の記憶として残りやすいのではないでしょうか。
「楽しかった」だけではなく「自分で気づける研修」にする
新入社員研修を「面白いものにしたい」と考える企業も多いと思います。
ただ、ここでいう面白さは、単純にゲームやレクリエーションが多いという意味ではありません。
大切なのは、楽しみながら参加する中で、新入社員自身が何かに気づけることです。
例えば、グループワークを行ったとき、
「自分は意見を出すのが苦手だった」
「同じテーマでも、人によって考え方が全然違う」
「自分が思っていたより、相手に伝えるのは難しい」
といった気づきが生まれることがあります。
こうした気づきがあれば、研修が終わった後にも「次はこうしてみよう」と考えることができます。
人事が伝えたいことと、新入社員が感じることは違う
研修を考えるときには、企業側と新入社員側で感じ方が違うことも意識したいポイントです。
人事担当者からすると、社会人として必要な知識をしっかり身につけてもらいたい。
一方、新入社員からすると、
「この話は実際の仕事でどう使うんだろう」
「ずっと話を聞いているだけだと、少しイメージしづらいな」
と感じることがあります。
もちろん、座学が必要ないということではありません。
大切なのは、学んだ内容を実際の仕事と結びつけられることです。
「こういう場面で使うんだ」と分かれば、同じ内容でも受け取り方は変わります。
そのため、新入社員研修では、企業が伝えたいことだけではなく、新入社員が「なぜこれを学ぶのか」を理解できるようにすることも重要です。
「他の新入社員から刺激を受ける」ことも研修の価値
新入社員研修では、知識やスキルを学ぶだけでなく、普段とは違う人と交流することにも大きな意味があります。
特に、他社の新入社員と関わる機会があると、自分とは違う環境で働く人の考え方を知ることができます。
勤務地も違えば、仕事内容も違います。
これから担当する仕事も、それぞれ異なります。
それでも、同じタイミングで社会人としてスタートするという共通点があります。
これからどんな仕事をするのか、仕事をするうえで何が求められるのか。
そうした話をするだけでも、自分自身の仕事について考えるきっかけになります。
また、ほかの新入社員が仕事に対して前向きに話している姿を見ることで、「自分も頑張らないといけないな」と感じることもあります。
研修は知識を学ぶ場所であると同時に、周りから刺激を受ける場所でもあるのだと思います。
実際に新入社員研修を受けてみて感じたこと
私自身、2026年に入社し、採用総研の新入社員研修を受講しました。
実際に研修を受けてみて、特に印象に残っているのが、電話対応のロールプレイや名刺交換の実践です。
電話対応については、説明を聞くだけではなく、実際にロールプレイを行いました。
実際にやってみると、頭では分かっていても、いざ自分が対応するとなると難しいことが分かります。
名刺交換も同じで、手順を覚えるだけではなく、実際に相手と向き合って練習することで、社会人としてどのように振る舞えばいいのかを具体的にイメージすることができました。
そして、もう一つ印象に残っているのが、他社の新入社員との交流です。
勤務地も仕事内容も異なる人たちと、これからどんな仕事をするのか、何が求められているのかといった話をしました。
自分とは違う仕事をする人の話を聞くことで、新しい発見もありました。
同時に、これから始まる仕事について話している他の新入社員の姿を見て、「自分も負けていられないな」と感じたことを覚えています。
振り返ってみると、こうした経験があったからこそ、研修で学んだことが単なる知識ではなく、自分自身の経験として残っているのだと思います。
研修を受けているときには気づかなかったことでも、実際に仕事を始めてから「あのとき研修でやったことだ」と思い出すこともあります。
だからこそ、新入社員研修では、知識を詰め込むことだけではなく、実際に経験できる機会をつくることが大切なのだと思います。
新入社員研修は「いつ実施するか」も重要
新入社員研修の実施時期と目的
このように、新入社員研修は入社直後に一度実施して終わりではなく、内定期間から配属後まで、それぞれの時期に合わせて目的を変えることが重要です。
「入社前にはどんな不安があるのか」「入社直後には何が分からないのか」「実際に仕事を始めた後にはどんな課題が出てくるのか」。
新入社員の状態に合わせて研修内容を考えることで、その時期だからこそ必要な学びを提供しやすくなります。
新入社員研修を自社だけで設計する難しさ
ここまで紹介してきたように、記憶に残る新入社員研修には、実際に体験する機会や、自分で考える時間、ほかの人から刺激を受ける環境など、さまざまな要素があります。
しかし、これらをすべて自社だけで設計するのは簡単ではありません。
研修内容を考えるだけではなく、ロールプレイやグループワークをどのように設計するか、講師を誰が担当するか、研修後にどうフォローするかなど、考えることはたくさんあります。
また、毎年同じ研修を実施するのではなく、その年の新入社員に合わせて内容を見直していくことも必要です。
「去年はこの内容でうまくいったから、今年も同じでいい」とは限りません。
そのため、自社だけでは実施しにくい体験型のプログラムや、他社の新入社員との交流などを取り入れるために、外部の研修サービスを活用する方法もあります。
【新入社員研修に関するヒントがここに!】 新入社員集合研修のテキスト大公開
新入社員研修を選ぶときは、内容だけでなく「体験」に注目
新入社員研修を選ぶ際は、料金やカリキュラムだけでなく、実際に新入社員がどのような経験をするのかまで確認しておくことがおすすめです。
特に、以下のようなポイントを確認してみてください。
1. 研修の目的が明確になっているか
社会人としての基礎を身につけるのか、仕事への意識を高めるのかなど、何を目的とした研修なのかを確認しましょう。
2. 実際にやってみる機会があるか
講義を聞くだけではなく、ロールプレイやワークなどを通して、実際に体験できる内容が含まれているかを確認します。
3. 新入社員自身が考える時間があるか
講師から答えを教えてもらうだけでなく、自分で考えたり、ほかの参加者の意見を聞いたりする機会があるかも重要です。
4. 他の新入社員と交流できるか
自社の同期だけでは得られない刺激を受けられる環境があるかも、研修を選ぶ際のポイントになります。
5. 研修後のフォローがあるか
研修を受けて終わりではなく、一定期間後に学びを振り返ったり、実際の仕事での課題を確認したりする機会があるかも確認しておきましょう。
採用総研の新入社員研修
採用総研では、講義を一方的に聞くだけではなく、ゲームやワークなどを通して、新入社員自身が体験し、考え、気づくことを重視した新入社員研修を実施しています。
私自身も実際に受講し、電話対応のロールプレイや名刺交換など、実際の仕事をイメージしながら練習する機会がありました。
また、他社の新入社員との交流を通して、自分とは異なる仕事や考え方に触れることもできました。
新入社員研修を検討する際には、研修の内容だけを見るのではなく、実際に受講する新入社員がどんな経験をするのか、どんな気づきを得られるのかという視点から比較してみるのもよいかもしれません。
採用総研が提供する新入社員研修の特徴や、他社の研修サービスとの違い、料金などについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
〖2027年入社版〗おススメ新入社員集合研修の価格・特徴を徹底比較!自社にあった新入社員研修の選び方
まとめ|新入社員の「記憶に残る研修」を考える
新入社員研修を考えるとき、企業側からすると「何を教えるか」という視点になりやすいと思います。
もちろん、社会人として必要な知識やスキルを身につけてもらうことは大切です。
ただ、それと同じくらい大切なのが、新入社員がその研修を通して何を経験し、何に気づくのかという視点です。
実際にやってみる。
自分で考えてみる。
ほかの人の意見を聞いてみる。
そして、自分自身の課題やこれからの仕事について考えてみる。
こうした経験があることで、研修で学んだことが単なる知識ではなく、自分自身の経験として残っていきます。
私自身も、電話対応のロールプレイや名刺交換、他社の新入社員との交流を通して、社会人としての仕事を少し具体的にイメージできるようになりました。
だからこそ、新入社員研修を設計するときには、「何を教えたいか」だけではなく、「研修を終えた新入社員に、どんなことを感じてほしいか」という視点から考えてみることが大切なのではないでしょうか。
【採用総研の新入社員研修はこちら】
新入社員研修に関するよくある質問
Q1. 新入社員研修では何を行うべきですか?
ビジネスマナーや電話対応、名刺交換、報告・連絡・相談など、社会人として必要な基本スキルに加えて、ロールプレイやグループワークなどの実践的な内容を取り入れることがおすすめです。
Q2. 新入社員にとって記憶に残る研修とはどのようなものですか?
実際に体験できる内容や、自分自身で考える機会がある研修は、学んだことを自分の経験として捉えやすくなります。説明を聞くだけでなく、実践と振り返りまで行うことがポイントです。
Q3. 新入社員研修は座学だけでも問題ありませんか?
座学で知識を学ぶことも必要ですが、実際の仕事で活用するためには、ロールプレイやグループワークなどを通して実践する機会を設けることが効果的です。
Q4. 新入社員にとって面白い研修とはどのような研修ですか?
単純にゲームやレクリエーションが多い研修ではなく、新入社員が楽しみながら主体的に参加し、その中から仕事に必要な気づきを得られる研修が効果的です。
Q5. 新入社員同士の交流は必要ですか?
他の新入社員と交流することで、自分とは異なる考え方や仕事に触れることができます。特に他社の新入社員との交流は、自分自身の仕事や将来について考えるきっかけにもなります。
Q6. 新入社員研修はいつ実施するのがよいですか?
内定期間、入社直後、配属後など、それぞれの時期に合わせて目的を設定することが重要です。入社時の研修だけで終わらせず、一定期間後にフォローアップを行う方法もあります。
Q7. 新入社員研修を外部に委託するメリットは何ですか?
自社だけでは設計が難しい実践型のプログラムや、他社の新入社員との交流機会などを取り入れやすくなります。また、研修の企画や運営にかかる人事担当者の負担軽減にもつながります。
Q8. 新入社員研修を選ぶ際、料金以外に何を確認すべきですか?
研修の目的、カリキュラム、実践形式の有無、参加者同士の交流、研修後のフォローアップなどを確認しましょう。自社が新入社員に身につけてほしいことと、研修内容が合っているかを確認することが大切です。
Q9. 新入社員研修で最も大切なことは何ですか?
新入社員が研修を受けた後に、何を感じ、どのような行動につなげられるかという視点です。知識を身につけるだけでなく、自分自身の課題に気づき、仕事への意識を高められる研修を設計することが重要です。





