
新卒採用のトレンドと11の母集団形成手法|自社に適した手法で早期化・デジタル化する市場を勝ち抜こう
新卒採用において、学生の行動が年々早まり、従来の手法だけでは母集団を十分に確保できない状況が生まれています。
また、ナビ離れや情報接触の多様化により、採用担当者の負荷が増え、施策の選定や運用に迷うケースも珍しくありません。
こうした新卒採用市場の変化に対応するには、昨今のトレンドと現在主流となっている手法を正しく把握したうえで、自社の状況に適した組み合わせを検討することが重要です。
この記事では、新卒採用の注目トレンドと広く活用されている11の母集団形成手法を整理し、特徴や適した場面をご紹介します。
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新卒採用市場は、学生の情報収集の早期化、学生有利市場、チャネルの多様化により変化しています。各トレンドは単独ではなく相互に影響します。
採用活動の早期化・前倒し
学生が就職活動を開始する時期が年々早期化しています。インターンシップや早期選考を通じて、大学3年生の早い段階で内定を獲得する学生が増加しています。
こうした背景から、企業は優秀な学生の囲い込みを目的として、情報解禁前からインターンを実施したり個別接触を強化したりする必要があります。
学生有利市場による企業ブランディングの強化
学生が企業選びで重視する基準が細分化し、企業理解の深度や選考体験の質が志望度に影響しやすくなっています。働き方やキャリア形成、組織文化などの情報が求められ、企業はこれらを一貫したメッセージを発信することが重要です。
また、口コミサイトやSNSに掲載される情報の影響も強く、企業ブランディングの重要性も高まっています。
デジタル化・多チャネル接触の加速
ナビサイトやスカウトサービス、SNS、オンラインイベントなど、複数チャネルが同時に利用されるようになり、学生の情報接触が分散しています。
企業はチャネルごとの役割を理解し、メッセージの一貫性と導線設計を整えることで、学生に対して統一された印象を届ける必要があります。
新卒採用における母集団形成の11の手法|特徴と適した場面もご紹介
新卒採用を成功させるためには、自社に合った手法を選定し、効果的に母集団を形成することが重要です。ここでは、現在主流となっている11の母集団形成手法を、その特徴と活用ポイントを交えてご紹介します。
1.就職サイト
就職サイトは学生の登録数が多く、幅広い層にアプローチできる媒体です。初めて新卒採用に取り組む企業や採用予定人数が多い企業、知名度が十分でない企業でも多くの学生に情報を届けることができます。
掲載料は就職サイトによって異なり、優先表示や広告スペースの拡大には追加料金が発生します。
就職サイトを利用する際は、掲載内容の充実や写真・動画の工夫によって認知獲得の効果が高まります。スカウト機能を併用することで、母集団の質を引き上げることも可能です。
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2.人材紹介
人材紹介は、キャリアアドバイザーが学生の志向性や適性を踏まえて企業を紹介する仕組みで、求める人材に出会いやすい点が特徴です。採用リソースが不足している場合や、応募者対応や選考運営の工数を削減したい場合に適しています。
料金体系は成功報酬型が中心で、60万円〜100万円程度相当が相場といわれています。理系や体育会系など、ニーズの高い学生を求める場合は、120万円ほどかかるケースもあります。
人材紹介を行う会社によって学生層は異なるため、複数社を比較して選定することが成果への第一歩です。
3.合同説明会・イベント
合同説明会やイベントでは、一度に大勢の学生と出会うことができます。企業の知名度を上げたい場合や、対面で学生の印象を直接確認したい場合に効果的です。
費用は説明会やイベントの規模によって異なりますが、大規模な合同説明会でブースを出展する場合は50万円〜100万円ほどがかかるといわれています。
合同説明会・イベントを行う場合は、ブースの装飾やプレゼンの内容で印象を残すことが重要です。また、説明会・イベント後のフォロー体制を徹底することも欠かせません。
4.ダイレクトリクルーティング(スカウト型就職サイト)
ダイレクトリクルーティングは企業が学生に直接アプローチする採用手法で、求める人材にピンポイントで接触できます。ターゲットとなる学生像が明確な場合や、ナビサイトでは応募が来ない特定のターゲット層を獲得したい場合に有効です。
料金形態には、一定の成果が出たときに料金が発生する「成功報酬型」と、あらかじめ決められた利用料金を支払う「定額型」があります。成功報酬型は30万円〜50万円ほど、定額型は60万円〜250万円ほどが相場といわれています。
ダイレクトリクルーティングでは、スカウト文の質によって成果が左右されます。パーソナライズした文章で学生の心をつかむことが成功の鍵です。
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5.口コミ型就職サイト
口コミ型就職サイトは、選考体験や企業文化など、学生が重視するリアルな情報が集まる媒体です。採用ブランディングを強化したい場合や、競合他社の選考手法や評判を参考に自社の採用戦略を改善したい場合に役立ちます。
料金プランは口コミ型就職サイトによって異なり、例えば『ワンキャリア』の場合、ライトプランで初期費用が30万円・月額料金が10万円、スタンダードプランで初期費用・月額料金ともに30万円となっています。
口コミ型就職サイトにはネガティブな口コミが投稿されることもありますが、その内容に真の課題があるため、真摯に受け止め、採用活動や制度改善に生かす姿勢が重要です。
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6.オウンドメディアリクルーティング
自社の採用サイトやブログで情報発信を行うオウンドメディアリクルーティングは、中長期的に採用ブランドを築きたい場合に適しています。
制作費は内容によって変動するため一概にはいえませんが、数十万円〜数百万円が相場です。
オウンドメディアでは社員インタビューや社風紹介などを継続的に更新し、SNSとの連携で拡散を狙うことが重要です。
7.採用広告
SNS広告やWebバナーを活用する採用広告は、自社認知を拡大したい場合や、ターゲットが特定メディアに集中している場合に効果を発揮します。
広告費は、課金形態によって変動するため一概にはいえませんが、クリック課金型の場合は50円〜700円/クリック、成果報酬型の場合は50万円〜100万円/人ほどで運用されるケースが一般的です。
採用広告を運用する際は、学生およびターゲットへの理解を深め、届けたいメッセージを明確にすることが重要です。短期間で認知拡大を狙えます。
8.リファラル採用
リファラル採用は、社員による紹介を通じて適合度の高い学生と接点を持つ手法で、コストを抑えられる点が特徴です。インセンティブ費用が主なコストで、1人当たり10万円以下が一般的です。
リファラル採用を行う場合は、インセンティブを設計したり、社員が紹介しやすい情報発信を行ったりしましょう。社内での利用が促進され、社風に合う学生と出会いやすくなるうえに、定着率の向上にも寄与します。
9.SNS採用
SNS採用は、企業の日常や文化をSNSで発信する手法です。若年層に自然な形で認知を広げられるため、知名度が低くブランド形成を行いたい場合に有効です。
アカウント運用自体は無料ですが、SNS運用を外部委託する際には10万円〜50万円ほどの費用がかかります。
SNS採用で成果を出すには、媒体に合わせた発信トーンを意識したり、多様なコンテンツを組み合わせたりすることがポイントです。
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10.マッチングイベント
マッチングイベントは、企業と学生が一堂に会し、短時間で多くの学生と接点を持てる手法です。小~中規模(〜40名程度)で実施するケースが一般的です。
参加者全員に対する企業プレゼンのあと、学生と面談などで密なコミュニケーションを取れる点が強みです。選考移行率を高めやすいため、母集団を拡大したい場合や、限られた期間で効率的に学生と接点を持ちたい場合に適しています。費用は1回あたり数十万円〜数百万円ほどかかるのが一般的です。
マッチングイベントでは、限られた時間で印象を残す説明構成を準備することが重要です。また、学生の反応を記録してフォロー体制を整えることも忘れてはいけません。
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11.学校訪問・学内セミナー
大学や専門学校などの教育機関を訪問し、キャリアセンターや教授を通じて学生と接点を持つ手法です。地域密着型や地方学生の採用、専門職や資格職など特定分野の人材をターゲットにしている場合に効果的です。訪問自体に費用はかからず、交通費程度で実施できます。
学校訪問・学内セミナーでは、学校との関係構築を長期的に行うことが成功につながります。また、OB・OG社員の参加を促して学生の共感を得ることも成果につなげるためのポイントです。
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新卒採用を成功へ導く!採用総研の新卒採用コンサルティング
トレンドの変化が激しい新卒採用活動では、自社の人材戦略と市場の動向を踏まえた戦略的な設計が不可欠です。しかし、多くの企業では採用担当者のリソース不足やノウハウ不足から、場当たり的な活動に陥りがちです。
株式会社採用総研の『新卒採用コンサルティング』は、採用目標の達成に向けた戦略設計から実行までを一貫してサポートします。企業の事業戦略や企業文化を深く理解したうえで、最適な採用手法の選定、選考フローの構築、効果的な企業ブランディングの立案などを支援します。また、専任のコンサルタントが伴走することで、採用の成功に向けた確固たる基盤を築きます。
採用活動の戦略設計から実行支援までを一貫して任せたい場合や、自社に合った採用手法を整理したい場合は、どうぞお気軽にご相談ください。
まとめ
この記事では、新卒採用のトレンドと11の母集団形成手法について以下の内容を解説しました。
2025年度最新版の新卒採用トレンドは、採用活動の早期化、企業ブランディングの強化、デジタル化・多チャネル接触の加速の3つ
就職サイト、人材紹介、ダイレクトリクルーティング、SNS採用など11の母集団形成手法から、自社の課題や目的に合わせて選択することが重要
複数の手法を組み合わせて学生との接触機会を増やし、企業のリアルな魅力を発信することも効果的
新卒採用を成功させるためには、最新のトレンドを理解し、自社の採用目標とターゲット像に合わせて、適切な母集団形成手法を選択することが求められます。特に中堅・中小企業には、知名度に依存しないダイレクトリクルーティングや口コミサイトの活用、そして企業の魅力を詳細に伝えるオウンドメディアリクルーティングが有効な手段となります。多様な手法を組み合わせて学生との多角的な接点を増やすことで、求める人材の獲得へとつながります。
ただし、リソース不足やノウハウ不足から適切な母集団形成手法の選択ができず、お困りの採用担当者の方もいらっしゃるでしょう。その場合は、採用のプロの力を借りることも検討してみてください。
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