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SPIEGEL2月号|1月末時点の26・27年卒市場動向調査(企業・学生調査)

SPIEGELとは?

株式会社採用総研が毎月発行している、就活生と新卒採用実施企業に関する動向調査です。シュピーゲルはドイツ語で「鏡」という意味。採用コンサルティング会社として、就活生と企業、どちらにも接点を持っている当社だからこそ発信できる、「採用のリアル」をありのまま映し出す鏡のようにお届けします。

調査概要

内容

2027年卒就活生・新卒採用実施企業の動向調査

調査期間

2026年1月26日~2026年2月2日

調査対象

弊社アンケートモニター

調査方法

WEBフォームによる回答

目次[非表示]

  1. 1.SPIEGELとは?
    1. 1.1.調査概要
  2. 2.学生動向
    1. 2.1.インターンシップ平均エントリー社数・参加率
    2. 2.2.インターンシップ平均参加率
    3. 2.3.インターンシップ平均参加社数
    4. 2.4.早期選考平均参加社数・参加率
    5. 2.5.平均内定社数・内定率
  3. 3.企業動向
    1. 3.1.<26卒データ>地域別 主要ナビサイト説明会告知社数(2月2日時点)
    2. 3.2.<26卒データ>マイナビ全国説明会告知社数と説明会実施方法別比較(2月2日時点)
    3. 3.3.<27卒データ>マイナビ キャリア形成支援活動コース掲載社数 2か年比較(2月2日時点)
    4. 3.4.<27卒データ>マイナビ 実施内容別コース数(インターンシップver) 2か年比較(2月2日時点)
    5. 3.5.<27卒データ>マイナビ 実施内容別コース数(1日仕事体験ver) 2か年比較(2月2日時点)
    6. 3.6.<27卒データ>マイナビ 実施内容別コース数(オープン・カンパニーver) 2か年比較(2月2日時点)
    7. 3.7.<27卒データ>マイナビ2027 開催地域別・実施日数別コース掲載社数(2月2日時点)
    8. 3.8.<27卒データ>マイナビ2027 開催地域別・実施日数別コース掲載社数(2月2日時点)
    9. 3.9.<27卒データ>マイナビ 会員登録者数 2か年比較(2月2日時点)
  4. 4.学生アンケート(27卒)
  5. 5.新入社員エッセイ<2025年4月入社>
    1. 5.1.阿部美洸<青山学院大学卒>
    2. 5.2.深谷泰生<成城大学卒>

学生動向

インターンシップ平均エントリー社数・参加率

■エントリー率・社数ともに微増

1月末時点のエントリー率は96.8%(前月比1.2ポイント増)、平均エントリー社数は25.2社
(前月比1.4社増)となりました。
年明けから本格的に活動を開始した学生の流入に加え、早期選考を経験した学生がその結果を受け、改めて併願先を広げていることで微増していると考えられます。インターンシップへのエントリーはほぼ完了しており、今後は選考を受けつつ、3月からの説明会参加を検討するケースが多くなってきます。

インターンシップ平均参加率

■WEB・対面どちらも緩やかな動き

対面参加率は81.2%、WEB参加率は93.6%と前月からの増加率は落ち着いています。
インターンシップの開催が減っていることや、選考に参加したり定期試験等に注力したりする
学生が多いことが理由と考えられます。

インターンシップ平均参加社数

■WEB中心の比較行動が進行

WEBでの参加社数は平均13.8社と、前月から1.2社増加しました。就職活動をスタートした学生に加え、早期選考に進んだ学生が他社との比較を進めていることが要因と考えられます。
一方、対面での参加社数は平均6.1社と、前月比0.4社増にとどまりました。「WEBで効率的に新しい接点を持ち、対面は志望度の高い企業に参加する」という動き方は継続しています。
WEB参加者に選考まで進んでもらうための工夫が採用成功のポイントになりそうです。

早期選考平均参加社数・参加率

■早期選考開始企業の増加により参加率が上昇

早期選考への参加率は78.9%と、前月から10ポイント近く上昇し、大幅な伸びを見せました。
一方、平均選考参加社数は6.6社と、前月比0.4社増にとどまっています。これは、1月に早期選考を開始した企業が多かったことから、「最初の1社目の選考」に参加する学生が一斉に増加したためと考えられます。

平均内定社数・内定率

■内定率の上昇と就職活動の前倒しが進行

1月末時点の内定率は38.5%、平均内定社数は1.6社となりました。前月の時点ですでに前年1月末の水準に近づいていましたが、1月を経て改めて就職活動全体が約1か月前倒しで進んでいることが分かります。
3月の広報解禁時点では、4割以上の学生が内定を保有した状態で活動すると見込まれます。企業には内定後の丁寧で継続的なフォローが、これまで以上に重要となります。

企業動向

<26卒データ>地域別 主要ナビサイト説明会告知社数(2月2日時点)

<26卒データ>マイナビ全国説明会告知社数と説明会実施方法別比較(2月2日時点)

■2026卒採用は終盤局面へ

マイナビ2026における全国の説明会告知社数は、前月から順当に減少しています。
一方で、前年同月比では対面・WEBともに増加しており、採用活動の終盤を迎えつつも、今年度の採用競争の厳しさが如実に表れています。

<27卒データ>マイナビ キャリア形成支援活動コース掲載社数 2か年比較(2月2日時点)

■プレナビコース掲載社数は、前月比3,740社減少

3月以降に本格化する本選考に向け、プレナビから本サイト掲載・エントリー受付準備へ移行する企業が増えているため、マイナビ2027のプレナビコース掲載社数は、1月と比較して3,740社減少しています。
なお、マイナビ2026と比較すると2月時点で約1,000社増加しており、27卒採用においては、
企業の早期採用意欲が引き続き高い水準にあることがわかります。

<27卒データ>マイナビ 実施内容別コース数(インターンシップver) 2か年比較(2月2日時点)

<27卒データ>マイナビ 実施内容別コース数(1日仕事体験ver) 2か年比較(2月2日時点)

<27卒データ>マイナビ 実施内容別コース数(オープン・カンパニーver) 2か年比較(2月2日時点)

■前年比 「インターンシップ」「オープン・カンパニー」が増加傾向

マイナビ2027における2月のコース別掲載社数を比較すると、インターンシップは960社(前年比約42%増)、1日仕事体験は8,780社(前年比約6.3%減)、オープン・カンパニーは13,184社(前年比約20%増)となりました。
インターンシップについては、1日仕事体験と比べると掲載社数の水準自体は依然として低いものの、前年同月比では大幅な増加が確認できます。また、オープン・カンパニーについても、
前年同月比では高い増加率を維持しています。
1日仕事体験は前年・前月のいずれと比較しても掲載社数が減少しているものの、インターンシップの9倍以上の企業数となっています。
これらの動きから、企業の早期接触における手法が多様化しており、各コースの特性を活かした採用活動へのシフトが進んでいる状況がうかがえます。

<27卒データ>マイナビ2027 開催地域別・実施日数別コース掲載社数(2月2日時点)

<27卒データ>マイナビ2027 開催地域別・実施日数別コース掲載社数(2月2日時点)

■前月同様に「オンライン」「1日」が大半を占める構成に

開催地域別のコース掲載社数を見ると、2月は日数が少ないこともあり、「オンライン」も前月の13,566社から今月は12,932社へと約4.7%減少したものの、依然として他の開催地域と比べて最も多い掲載規模を維持しています。
また、実施日数別では前月に引き続き「1日」のコースが大半を占めており、短期間での実施形態が主流である状況に大きな変化は見られません。

<27卒データ>マイナビ 会員登録者数 2か年比較(2月2日時点)

■マイナビ2027登録者数は前年比約104%で推移。理系登録者は約128%

マイナビ2027の会員登録者数は、2月時点で約59.3万人となり、前年同時期比103.7%と増加しています。中でも理系の登録者数は約19.9万人となっており、前年同時期から約27.9%増と、全体の伸びを大きく上回る増加率を示しています。
マイナビ2027では登録者数全体が拡大する中で、特に理系の増加が顕著であることが数値上から確認できます。

学生アンケート(27卒)

1位は「マイナビ」95.7%と圧倒的なシェアを誇り、次いで2位「OfferBox」68.1%、3位「リクナビ」46.2%という結果となりました。
前月と比較すると「OfferBox」は約8ポイント、同じダイレクトリクルーティングツールである「キャリアチケット」が約5ポイント上昇しています。前月は利用しているサービスとして名前の上がらなかった「dodaキャンパス」なども利用されていることから、スカウトを通じて持ち駒を増やしたり、自身の市場価値を確かめたりする学生が増えていることがわかります。

最も多かった回答は「1〜5社」で39.2%、次いで「6〜10社」が20.9%、「11〜15社」が18.3%という結果となりました。
60.1%の学生が「10社以下」の接触にとどまっており、1月の時点ではまだターゲットを絞り込んで動いている学生が多いことが見て取れます。
一方で、11社以上の企業と接触している学生も約4割存在しており、学生の動き方が「対象を絞って企業選びをする学生」と「対象を絞らず分母を広げて動く学生」の二極化していることがわかります。

「7~10社」が43.2%と最も多く回答を集め、「1~3社」31.9%、「4~6社」21.3%、と続く結果となりました。
4社以上選考に進んでいる(進む予定のある)学生が7割に迫るなど、複数社の選考を同時に進めている学生がほとんどのため、企業側としては「いかに自社の優先順位を上げさせるか」という動機形成の質が問われるフェーズに入っているといえるでしょう。

1位は「ナビサイト」68.1%となり、依然として「ナビサイト」が学生の企業認知のきっかけであることは間違いありませんが、2位の「スカウトツール」も41.2%と4割以上の学生が企業を知ったきっかけとして活用していることがわかります。
学生が自ら検索して企業を探す「能動的な動き」に加え、企業側からのアプローチをきっかけに選択肢を広げる「受動的な出会い」も昨今の学生は重視している傾向があり、企業側は認知拡大の手段として「ナビサイト」と「スカウトツール」を併用することで学生との接点を広げようとしていることがわかります。

「事業内容」99.0%が圧倒的な支持を得る結果となり、次点に「勤務地」59.5%、「企業理念やビジョン」36.9%が続く結果となりました。
「その企業が何をしているか」という根幹の部分である「事業内容」や、配属リスクの回避やワークライフバランスに関わる「勤務地」が重視される一方で、「企業理念やビジョン」「対応してくれた人事の人柄」が「給料」よりも高い支持を得ていることから「誰と働くか」や、企業の目指す方向に共感できるかといった要素が、最終的な志望度を左右する鍵になっていると推測されます。

最も多く回答を集めたのは「5社以上」38.5%という結果となりました。
「0社」と回答した学生は14.6%であり、8割以上の学生が接触した企業の中から何らかの基準で「選考に進まない」という選別を行っており、志望先をシビアに絞り込んでいる学生の動きがうかがえます。
選考辞退を防ぐために、仕事のやりがいだけでなく残業時間や社風・具体的なキャリアステップといった「リアルな情報」を開示することで、自社の魅力を「自分事化」させることが企業には求められます。

「仕事内容・職種が合わないと感じたから」63.1%が1位となり、僅差で「社風・人が合わないと感じたから」55.8%が2位という結果となりました。
どちらも過半数を超える回答を集めており、学生は「自身の適性」と「組織との相性」を重視しながら企業を見極めていることがわかります。また、3位には「選考フロー・難易度によってモチベーションが低下したから」24.9%が入り、4人に1人が選考フローや難易度をきっかけに、選考を見送ったことがあると回答しており、選考ステップの簡略化や特別選考フローを用意することで、選考進捗率の向上が図れる可能性がありそうです。

1位「企業を厳選してエントリーする」55.5%、2位「インターン参加企業を中心に選考を受ける」29.2%という結果となりました。
むやみにエントリー数を増やすのではなく、企業を厳選する動き方や既に接点のある企業を中心とした「量より質」という動きが顕著になると推測されます。
今後新たな母集団の拡大を目指すのであれば、エントリー前に学生が収集できる情報の網を広げ、他社よりも情報優位性を確保できる状態を作ることや、スカウトを活用して「あなたの〇〇という経験が自社に必要だ」とパーソナライズされたオファーを送ることで、学生の候補企業へ割り込むことが必要です。

新入社員エッセイ<2025年4月入社>

阿部美洸<青山学院大学卒>

1月は、お客さまと直接やり取りする機会がさらに増え、これまで以上に緊張感と責任を感じる1か月でした。
打ち合わせや普段のメール、チャットでの自分の言葉や対応が、そのまま相手の方の判断や次の行動につながっていくことを実感する場面がありました。また、やり取りを重ねる中で、うまく説明できなかったり、その場で的確な回答ができなかったりすることもありました。伝えたいことが言葉として整理できず悔しかったです。その一方で、準備の大切さを強く実感する機会にもなりました。
こうした経験を通じて、自分の中で納得がいくまで事前に調べることや、先輩達に確認することの重要性を改めて意識するようになりました。また、相手の方の立場に立って「どこが分かりにくいか」「どんな説明が必要か」を考えながら伝えることの難しさと大切さも同時に実感しました。まだまだ試行錯誤の段階ですが、このような経験から自分の課題が明確になったと感じています。1月は、もうすぐ2年目になることを見据えながら、自分の足りないところを再確認することができました。さらに知識を身につけ、伝える力を磨くことで、安心して任せていただける対応ができるよう今後も努力を重ねていきたいと思います。

深谷泰生<成城大学卒>

1月で基礎の整理と土台づくりに向き合った上で、2月はその土台を実務の中で使いこなす月にしていきたいと感じています。
理解するだけで終わらせず、「実際の業務でどう活かすか」「自分はどこでつまずきやすいのか」を意識しながら、行動の質を高めていくことが目標です。業務の流れや求められるレベルも、少しずつ見えてきたからこそ、指示を待つだけでなく、先を読んで動く姿勢や、自分なりの工夫を持って取り組んでいきたいと考えています。分からない点は早めに確認しつつ、同じことを繰り返さないための振り返りを大切にしていきます。
また、2月は「スピード」と「正確さ」のバランスをより意識し、限られた時間の中で、どうすれば効率よく、かつ丁寧に進められるかを常に考えながら行動していきます。小さな改善でも積み重ねることで、確実な成長につなげていきたいです。
社会人としての基礎を固める段階から、少しずつ“戦力としての自覚”を持つ段階へ。2月も、目の前の業務に真摯に向き合い、着実に前進していきます。

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採用・就職支援 コラム編集部
採用・就職支援 コラム編集部
様々な新卒・中途採用ツールを運用し、企業様の母集団形成や選考進捗率の引き上げをお手伝いしています。その中でご担当者様から頂いたギモンなど採用担当者様のお悩みにお答えすべくコラムの執筆活動を進めています。実際に、様々なツールや採用ケースを見てきたからこその視点で少しでも採用ご担当者様のお役に立てるよう執筆をさせていただきます。

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