
【学生アンケート・新人コラム】SPIEGEL8月号|7月末時点の27・28年卒市場動向調査
SPIEGELとは?
株式会社採用総研が毎月発行している、就活生と新卒採用実施企業に関する動向調査です。シュピーゲルはドイツ語で「鏡」という意味。採用コンサルティング会社として、就活生と企業、どちらにも接点を持っている当社だからこそ発信できる、「採用のリアル」をありのまま映し出す鏡のようにお届けします。
『SPIEGEL』構成リニューアルのご案内
読者の皆様が、より必要な情報にアクセスできるよう、2部構成へとリニューアルいたしました。本ページでは「学生アンケート」「当社新人コラム」の2つについて、記載しております。なお、「学生動向」「企業動向」に関しましては、下記リンクよりご確認いただけます。ぜひ、あわせてご確認ください。
SPIEGEL8月号:学生調査データ + 企業調査データはこちら
調査概要
内容 | 2027年卒就活生の動向調査 |
調査期間 | 2026年7月24日~2026年7月30日 |
調査対象 | 弊社アンケートモニター/アイセック神戸大学委員会様アンケートモニター |
調査方法 | WEBフォームによる回答 |
目次[非表示]
- 1.SPIEGELとは?
- 1.1.『SPIEGEL』構成リニューアルのご案内
- 1.2.調査概要
- 2.学生アンケート(27卒)
- 3.新入社員エッセイ<2026年4月入社>
- 3.1.山本朱里<同志社大学卒>
- 3.2.早川和実<関西大学卒>
- 3.3.三倉茉子<同志社女子大学卒>
学生アンケート(27卒)

さすがに4社以上に承諾書を出している学生はいませんが、「2社」9.1%、「3社」6.6%を合わせると、全体の約15%の学生が「2社以上の企業に内々定承諾書を提出している」という結果となりました。
内々定承諾書の提出後であっても、より志望度の高い企業からの結果を待ったり、承諾後辞退を視野に入れたりしながら複数キープを行う学生が少なからず存在することが見て取れます。
企業には、承諾書の回収に安心せず、入社に向けた意欲維持や辞退防止のためのフォローを継続することが求められます。

全体の6割以上の学生が納得して就活を終了している一方で、内々定を保持しつつも不安や迷いを抱えている学生が4割近く存在しています。
企業側としては学生の不安や迷いを払拭するために、内々定を出した後も若手社員との座談会や個別面談、入社前研修などの継続的なフォロー施策を実施する必要がありそうです。

1位は「8月中」33.9%、2位「9月以降」31.2%、3位「特に考えていない」27.3%という結果となりました。
夏休み期間である8月中を一つの区切りとして捉えている学生が多い一方で、この時期まで活動している学生の中では、9月以降まで長期戦を見越している層や期限を定めずに納得感を追求する層が合わせて約6割を占めており、粘り強く内定獲得を目指す学生の姿勢がうかがえます。
学生が何を求めて就職活動を継続しているのかをきちんと把握して、学生ごとに合わせた魅力訴求を行うことが後半戦採用の鍵になりそうです。

「第一志望の企業から内々定が出たとき」54.5%、「現在進んでいる選考をすべて受け切ったとき」13.3%、「特に決めていない」10.0%と続く結果となりました。
半数以上の学生が第一志望からの内々定を明確なゴールと捉えており、企業側としては「どのようにして自社を第一志望に据えてもらえるか」が重要になると言えます。
一方で、「同期のメンバーに納得がいった・仲良くなれたとき」8.5%や「内定先の社長や役員、尊敬できる社員と個別で面談したとき」7.0%など、職場の人間関係に関連する項目も一定数の支持を得ており、文面や説明会だけでは伝えきれない情報を学生に届ける取り組みも有効であると考えられます。

最も多く回答を集めたのは「マイナビ」83.9%という結果となりました。
前月と比較して「OfferBox」の利用率が約6ポイント減少したものの、依然として上位をキープしています。また今月は「Wantedly」10.3%がランクインしており、給与や福利厚生など待遇面の情報ではなく、企業の理念や社風を重視する学生が後半戦になるにつれ増加していると推測されます。

「ない」が90.3%と9割を超えている一方で、「ある」と回答した学生も9.7%存在しており、約1割の学生が「オワハラ」とも捉えられるアプローチを経験していることがわかりました。
多くの企業がハラスメントに対するコンプライアンス意識を高めている一方で、優秀な人材の囲い込みを急ぐあまり、強引な引き止めを行ってしまう企業が一部残っている実態が浮き彫りになったといえます。
学生側の防衛意識も高まっているため、行き過ぎたアプローチはかえって不信感につながるリスクがあることを念頭に置いて行動することが求められます。

「再開しない・する予定はない」が53.9%と最も多く回答を集め、「再開した・する予定がある」27.0%、「再開するか迷っている」19.1%と続く結果となりました。
半数以上が就職活動を終了している一方で、4割以上の学生が7月以降も就職活動を継続、または再開の余地を残していることがわかります。
母集団形成を継続したい企業にとっては、迷っている層や再開した層に向けたスカウト送信など、新たな母集団形成の手段も検討の余地がありそうです。

1位は「企業の知名度やブランド力」55.5%、2位「企業規模(社員数)」52.4%、3位「リモートワークの有無」45.5%と上位3項目が他の条件と大きく差を空ける結果となりました。
一方で、「事業内容」8.8%や「初期配属の勤務地」5.8%、「転勤の有無」5.5%や「配属職種」5.2%などは一桁台にとどまり、学生にとって譲れない軸であることがわかります。
知名度や企業規模といった表面的なスペックよりも、入社後の仕事内容や雇用条件などに目を向ける学生が増えているため、詳細な業務内容や待遇面をしっかり言語化してアプローチできるかどうかが採用成功を左右しそうです。

最も多く回答を集めたのは「2日~3日以内」41.8%という結果となり、2位「1週間以内」33.3%、3位「1日後」11.8%、4位「当日中」9.4%と続く結果となりました。
6割以上の学生が「3日以内」の合否連絡を理想としており、「1週間以内」を含めると、96.3%の学生が1週間以内の通知を望んでいることがわかります。
タイパ重視の学生が増えているなかで、迅速な合否連絡やスピーディーな内定出しを実現できれば、学生の志望度をアップさせ、採用における競合他社との差別化ポイントになりそうです。
新入社員エッセイ<2026年4月入社>
山本朱里<同志社大学卒>
社会人になってから4か月が経ちました。
入社したときは、夏はまだ先だと思っていたのですが、もう8月です。1年のうち、1/3が終わったと考えると、かなり早いです。
これまでを振り返ってみると、入社時には時間がかかっていた業務や、緊張していた業務を今では当たり前のようにできるようになっており、自分の成長を感じます。
最近は、日々の業務に加えて初めて挑戦することがだんだん増えてきて、これまで作り上げてきたルーティンが崩れる日があります。その際、なんとか取り返さなければと思うのですが、なかなかうまくいかず、結果的に1日の行動量が減ってしまいます。ルーティンができたのはいいことですが、そこから外れて最も効率の良い動き方ができるよう、今後は柔軟性をもっと身につけていきたいです。
これからどんどん暑くなりますが、体調管理を徹底し、夏に負けないよう頑張ります。
早川和実<関西大学卒>
7月は大きく一歩を踏み出しました。初めての一人営業です。いつも頼りになる先輩達がいない中、お客様のもとへ向かいました。
当然不安はありましたが、それ以上に「自分で最後までやりきる絶好の機会だ」とワクワクする気持ちの方が勝っていました。今回の経験は、「営業の楽しさ」を知る大きな一歩になったと感じています。
一方で、言葉に詰まってしまった瞬間や、持ち帰って確認すべき課題など、自分の未熟さを思い知らされる場面もたくさんありました。一人で立ったからこそ、先輩達の偉大さと自分の現在地が明確になったと感じています。すぐに先輩達のようになれる魔法はありませんが、今回得た課題を一つずつクリアし、次はもう少し頼もしい姿でお客様のもとへ伺えるよう努力を重ねていきます。
三倉茉子<同志社女子大学卒>
入社4ヶ月目を迎え、1人での商談など新しい挑戦が増えて、毎日新鮮な気持ちを持ちながら業務に励んでおります。
同期それぞれの成長を目の当たりにし、時には焦りを感じることもありました。しかし、「新人の中での比較」ではなく、「お客様の採用活動をいかにサポートできるか」「営業として成長し続けられているか」という本来の目的に立ち返ることの大切さを再認識しました。周囲と比較するのではなく視野を広く持ち、お客様の課題解決に貢献できるよう、1日1日を大切に取り組んでまいります。たとえ小さな成長であっても、モチベーションに繋げて、お客様の採用成功に向けて確実に前進していきたいと思います。
猛暑が続いておりますが、暑さに負けずに頑張ります。
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