catch-img

SPIEGEL7月号②|6月末時点の27・28年卒市場動向調査(学生アンケート・新人コラム)

SPIEGELとは?

株式会社採用総研が毎月発行している、就活生と新卒採用実施企業に関する動向調査です。シュピーゲルはドイツ語で「鏡」という意味。採用コンサルティング会社として、就活生と企業、どちらにも接点を持っている当社だからこそ発信できる、「採用のリアル」をありのまま映し出す鏡のようにお届けします。

『SPIEGEL』構成リニューアルのご案内

読者の皆様が、より必要な情報にアクセスできるよう、前月号より2部構成へとリニューアルいたしました。本ページでは「学生アンケート」「当社新人コラム」の2つについて、記載しております。なお、「学生動向」「企業動向」に関しましては、下記リンクよりご確認いただけます。ぜひ、あわせてご確認ください。

SPIEGEL7月号①:学生調査データ + 企業調査データはこちら

調査概要

内容

2027年卒就活生の動向調査

調査期間

2026年6月25日~2026年6月30日

調査対象

弊社アンケートモニター/アイセック神戸大学委員会様アンケートモニター

調査方法

WEBフォームによる回答

目次[非表示]

  1. 1.SPIEGELとは?
    1. 1.1.『SPIEGEL』構成リニューアルのご案内
    2. 1.2.調査概要
  2. 2.学生アンケート(27卒)
  3. 3.新入社員エッセイ<2026年4月入社>
    1. 3.1.山本朱里<同志社大学卒>
    2. 3.2.早川和実<関西大学卒>
    3. 3.3.三倉茉子<同志社女子大学卒>

学生アンケート(27卒)

1位「志望勤務地である」61.5%、2位「志望職種である」53.8%という結果となりました。
一方で、「知名度がある」や「上場している」は0.0%という結果となり、学生は勤務地や職種といった「自分自身の働く環境がマッチしているか」を重視していることが見て取れます。
また、「直近の説明会に予約ができる」15.4%や「選考フローが短い」9.7%といった、タイパを重視する回答も一定数支持を得ていることからも、スピード感のある選考の実施がこれからの採用成功に影響しそうです。

「休日・休暇が多い」「給料が良い」「残業時間が少ない」など条件面を重視する学生も多数いるものの、最も多く回答を集めたのは「会社の雰囲気が良い」63.2%という結果となりました。
企業としては、何とかして自社の雰囲気の良さを学生に伝える必要があると言えるでしょう。

7割もの学生が、承諾後に内定を辞退したことがあるという、企業にとっては頭を抱えたくなるような結果となりました。
就活生優位の売り手市場が続いているなかで、内定承諾後の辞退は学生にとって珍しいことではないことが分かります。企業側は学生が複数の選考を受けていることを加味して、他社への目移りや不安を解消するような内定承諾後フォローが求められます。

1位は「社員の人柄や職場の雰囲気が良い」24.4%となり、2位の「初任給やボーナスなどの給与条件が良い」14.8%に約10ptの差をつける結果となりました。
「この人たちと働きたい」という感情的な納得感が、学生を最終的に「ここに決める」という決定打となっていることがわかります。
給与や福利厚生・勤務地等の雇用条件面の訴求はもちろん、「人間関係」や「職場の雰囲気」など、条件だけでは測れない魅力を体感してもらい、他社との情緒的な差別化を図ることが採用成功に繋がります。

最も多く回答を集めたのは「7月中」で49.4%と、次いで「8月中」25.0%という結果となりました。「7月中」「8月中」を合わせると約7割以上の学生が夏休み中、あるいは夏休みの前半までに就活を終えたいと考えていることがうかがえます。
企業側には、「夏までに決めきりたい」という学生のスピード感を意識し、選考フローを短縮するなど、タイパを意識した対応が求められます。

「マイナビ」84.2%と不動の1位の座を堅持する結果となり、2位「OfferBox」38.6%、3位「リクナビ」29.9%、4位「ワンキャリア」29.9%が並ぶ結果となりました。
利用率に着目すると2位「OfferBox」と3位「リクナビ」との差が前月は15.4ポイントあったのに対し、今月は8.7ポイントと差が縮まっており、2位以下の採用ツールに関しては前月よりも拮抗状態にあることが見受けられます。
就活後半戦の学生は、網羅的な情報源である「マイナビ」を主軸にしつつも、「リクナビ」「OfferBox」「ワンキャリア」など就活サービスを複数使っており、企業側には自社が求める
ターゲット層が「今の時期に、どのツールを、何の目的で使っているか」を見極めた戦略的な運用が求められます。

最も多く回答を集めたのは「マイナビ」で76.0%という結果となりました。一方で、利用率では3位につけていた「リクナビ」が僅か3.8%に留まっており、「OfferBox」9.2%や「ワンキャリア」7.7%に後れを取る結果となりました。
企業へのエントリーは、依然として「マイナビ」が絶大な支持を得つつも、自身の就活スタイルに合わせて明確に使い分けている学生も一定数いるため、様々なエントリー経路を確保することが採用の成否を左右することになりそうです。

1位は「承諾前に意思が下がったことはない」38.6%となり、2位「初期配属先・勤務地・職種等が曖昧だったから」22.8%、3位「職場の雰囲気がマッチしづらそうだった」21.2%、4位「給料が安かった」19.0%が続く結果となりました。
内定を承諾する意思が下がったことがある学生が全体の6割を超える結果となり、特に「配属先や勤務地の曖昧さ」は、入社後のライフプランに直結するため、学生にとっては大きなリスクと感じられる部分です。内定出しの段階で、できる限り具体的な仕事内容や初期配属の可能性をクリアに提示し、学生に「この企業なら安心して働ける」という確信を持たせることが、内定辞退を防ぐために重要であると言えます。

「自分の長所をしっかりと引き出してくれた」が54.2%と、過半数を超える支持を得る結果となりました。面接官は学生を見極めることはもちろん、どのようにして学生の魅力を引き出すかを検討する必要がありそうです。
2位には「話をしっかり聞いてくれた」39.5%、3位には「リラックスできる環境を整えてくれた」37.8%が続いており、上位3項目はいずれも面接官の「聴く姿勢」や「雰囲気作り」に起因していることから、面接官のコミュニケーションスキルそのものが、学生の入社意欲を左右する最大の強力な動機付けになることがわかります。

1位「特にこだわりはない」が63.5%と、2位「以前は大手・有名企業を中心に見ていたが、今は中小・ベンチャー企業を中心に見ている」22.4%に大きく差をつける結果となりました。
企業の知名度や規模の大きさだけで就職先を絞り込むのではなく、事業内容や働きやすさ、自身の成長環境といった要素を重視して企業選びを行っている傾向が如実に表れています。加えて、就活の初期から一貫して同じ方針で活動を継続している学生は全体の14%程度という結果からも、企業規模を問わず、自社の強みや魅力を学生へ届けることで、応募に繋がる可能性があることが見て取れます。

1位「就職活動」84.6%、2位「学校生活(レポート作成など)」83.9%と僅差で続く結果となりました。
学生にとってAIは単なる一時的なトレンドや遊びのツールではなく、自身のキャリアを左右する就活や日々の学業といった、成果や効率が求められる場面において必要不可欠なインフラとして定着していることがわかります。

最も多く回答を集めたのは「企業研究」という結果となりました。2位は「エントリーシートの作成」となり、次に「自己分析」、「業界研究」、「自己PRやガクチカの構成」、「メールの添削」、「面接練習」と続く結果となりました。
多くの学生が選考の「インプット」から「アウトプットの土台作り」までをAIに頼っていることがわかります。また、「AIは利用しない」が0.0%であることから、企業側は学生がAIを活用している前提のもと、書類選考の比重や評価基準を見直し、面接などのリアルな対話において「自分の言葉で深く語れるか」という言語化能力や、行動の背景にある思考の深さをより重視する選考プロセスへと見直しをする必要性が出てきています。

「ChatGPT」が過半数を占める61.9%という結果となりました。「Gemini」の33.8%を含めると、9割以上の学生がこの2つのツールいずれかをメインとして就職活動に用いていることがわかります。
学生が日常的にこれら主要なAIを使いこなしている現状を踏まえると、企業のホームページや採用ページが「AIに読み取られやすい構造」になっているかどうかが、今後の認知拡大に繋がる重要な施策となっており、大きな注目を集めています。

1位は「ほとんどない」51.8%、2位は「全くない」42.2%と、9割以上の学生が面接官の受け答えに対して違和感を抱いていないことがわかります。
一方で、「時々ある」と回答した学生も6.0%存在することから、マニュアル通りの定型的な質問や、学生の回答に対して深掘りのない機械的な相槌をしてしまうと、敏感な学生には「AIっぽさ」を感じさせ、ネガティブに捉えられてしまうリスクがあります。
選考のオンライン化が進む今だからこそ、双方向のコミュニケーションを意識した受け答えが重要になっています。

新入社員エッセイ<2026年4月入社>

山本朱里同志社大学卒>

入社してあっという間に3か月が経ちました。入社当初は何もかもわからず、周囲と自分を比べては落ち込んで、ずっと焦ってばかりの毎日でした。
そんな私を救ってくれたのは、先輩の丁寧な指導です。何度も繰り返す業務は落ち着いて取り組めるようになり、少しずつ判断力も身についてきました。視野も徐々に広がり、最近では同期の動きを見て、自分が動いてカバーに回ることは当たり前になってきました。比べる対象を他者から「過去の自分」に変えたことで、小さな成長を確かに実感しています。
一方で、先輩の動きまではまだ十分に目を向けられていないのが現状です。これからは、もっと周囲を見られるようになりたいと強く感じています。
まだ焦ってしまう場面はたくさんあります。だからこそ、これからも何度も試行錯誤を繰り返し、自分に合ったスタイルを確立していきたいです。

早川和実関西大学卒>

今月は少しずつ慣れてきた業務に「速さ」がついてくるようになりました。同じ業務に対してかかる時間が減っていき、心に余裕が生まれてきています。この「心の余裕」が生まれたことで、先輩が今何をしているのか、何か困っていないかという周囲の状況が見えるようになってきました。
これまでは自分のタスクを終わらせるだけで必死でしたが、先輩の手伝いをすることができるようになり、自分自身の成長を感じています。また、先輩達がどのように声を掛け合い、先回りして動いているのか、「気配りの重要性」に気づけたことも大きな学びです。
しかし、今の自分にできることはまだほんの一部であり、先輩達のスピードや視野の広さには到底及びません。新人の私にとってはまだまだ足りない部分ばかりですが、だからこそ、先輩達が困っていることに気づいたら、すぐにその横に立って手伝えるくらい、早く助けられるようになりたいと思っています。
この慣れに油断することなく、まずは自分の持ち場をきちんとこなすこと、そして一日でも早く皆さんの力になれる存在を目指して、頑張ってまいります。

三倉茉子<同志社女子大学卒>

入社してから、早いもので3か月が経過しました。 自分のできないことに直面しては反省を繰り返す日々です。特に深く反省しているのは、一つの物事に集中するあまり、周囲の状況が見えなくなってしまう点です。目の前のタスクをこなすことだけではなく、一見すると業務に直結しないように思えることからも、視野を広く持って貪欲に吸収しようとする姿勢が、今の時期には求められているのだと感じております。
一方で、この3か月は自分の新たな可能性に気づく期間でもありました。それは、自身の課題や「できていない部分」に対して、純粋な興味関心を持って向き合い、改善しようと思える点です。この要素は入社して初めて自覚したものです。
課題と強みを自覚できたので、目指すべき方向は見えています。これからも日々の業務を通じて新たな自分を発見し、少しでも昨日より成長していけるように頑張っていきたいです。

今月のピックアップセミナーはこちら!

前月号SPIEGEL(6月号)はこちら

【企業・学生調査編】

【学生アンケート・新人コラム編】

採用総研のお問い合わせはこちら

その他、お役立ち資料もご用意しております

採用・就職支援 コラム編集部
採用・就職支援 コラム編集部
様々な新卒・中途採用ツールを運用し、企業様の母集団形成や選考進捗率の引き上げをお手伝いしています。その中でご担当者様から頂いたギモンなど採用担当者様のお悩みにお答えすべくコラムの執筆活動を進めています。実際に、様々なツールや採用ケースを見てきたからこその視点で少しでも採用ご担当者様のお役に立てるよう執筆をさせていただきます。

\ 予約受付中! /
今月開催のセミナーはこちら



\ いつでも視聴可能 /
見逃し配信セミナーはこちら


\ 人気記事ランキング /


\ ダウンロード可能 /
お役立ち資料


お役立ち情報を
定期的にお届けします!


icon_twitter
icon_facebook
pmark
株式会社採用総研は 2014年11月に一般財団法人 日本情報経済社会推進協会
(JIPDEC)より、「プライバシーマーク」の認証を取得しました。
pagetop