
SPIEGEL4月号|3月末時点の27年卒市場動向調査(企業・学生調査)
SPIEGELとは?
株式会社採用総研が毎月発行している、就活生と新卒採用実施企業に関する動向調査です。シュピーゲルはドイツ語で「鏡」という意味。採用コンサルティング会社として、就活生と企業、どちらにも接点を持っている当社だからこそ発信できる、「採用のリアル」をありのまま映し出す鏡のようにお届けします。
調査概要
内容 | 2027年卒就活生・新卒採用実施企業の動向調査 |
調査期間 | 2026年3月24日~2026年3月31日 |
調査対象 | 弊社アンケートモニター/アイセック神戸大学委員会様アンケートモニター |
調査方法 | WEBフォームによる回答 |
目次[非表示]
- 1.SPIEGELとは?
- 1.1.調査概要
- 2.学生動向
- 2.1.説明会平均参加率
- 2.2.説明会平均参加社数
- 2.3.面接平均参加率
- 2.4.面接平均参加社数
- 2.5.平均内定社数・内定率
- 3.企業動向
- 3.1.<27卒データ>マイナビ全国説明会告知社数と説明会実施方法別比較(4月1日時点)
- 3.2.<27卒データ> 地域別 マイナビ説明会告知社数 2か年比較(4月1日時点)
- 3.3.<27卒データ>内々定出し開始予定時期 2か年比較 出展元:マイナビ2027年卒企業新卒採用予定調査(株式会社マイナビ)
- 3.4.<28卒データ>マイナビ2028プレサイト 4月1日時点でのコース別掲載社数
- 3.5.<28卒データ>インターンシップ、仕事体験、オープン・カンパニー コース別掲載社数 2か年比較(4月1日時点)
- 4.学生アンケート(27卒)
- 5.新入社員エッセイ<2026年4月入社>
- 5.1.山本朱里<同志社大学卒>
- 5.2.早川和実<関西大学卒>
- 5.3.三倉茉子<同志社女子大学卒>
学生動向
説明会平均参加率

■参加率やや減少
3月末時点でWEB説明会への参加率は93.4%に達していますが、前年同時期に比べるとわずかながら減少しています(-1.8ポイント)。
対面形式に参加したことがある学生も過半数を超えていますが、こちらも前年をやや下回っています(-1.2ポイント)。
活動が前倒しになり、既に内定を獲得している学生も多いため、説明会への参加率が伸びない状況になっています。
説明会平均参加社数

■WEB参加2.7社減少
3月末時点での平均参加社数は、WEBが12.7社、対面が3.5社となっています。
前年の同時期に比べてWEBでの参加社数が減っているのは、手当たり次第に受けるのではなく、既に内定があったり売り手市場の安心感を持っていたりするため、早い段階で企業を絞り込んでいるためと考えられます。
対面での参加社数(3.5社)は前年(2.8社)よりわずかに増えており、志望度が高い企業には足を運ぶという学生の意識が感じられます。
面接平均参加率

■対面面接は微増
3月末時点での面接参加率は、WEBが90.3%、対面が62.1%となっています。
前年同時期(WEB 92.2%/対面60.0%)と比較すると、特に対面が2.1ポイント増加しており、最終選考などで対面面接に参加した学生が増加していることが分かります。
説明会への参加率は前年を下回っていますが、面接への参加状況は同水準を維持しており、
学生が早い段階で志望企業を絞り込み、確実に選考へと進んでいる様子がうかがえます。
面接平均参加社数

■早期化を反映
3月末時点で面接を受けた社数は、WEBが平均5.8社、対面が平均2.9社です。
前年同時期(WEB 5.5社/対面 2.2社)と比較してどちらも数値が上がっており、早い段階から積極的に選考に参加する学生が増えています。
説明会参加は前年を下回っていますが、説明会等に参加した企業に対しては、割合高い確率で選考に進んでいるようです。
企業にとっては、まずいかに初回接触につなげるかが重要なファクターとなっていることが分かります。
平均内定社数・内定率

■内定獲得の前倒し顕著
3月末時点の内定率は59.5%に達し、前年同時期の58.1%を上回るペースで推移しています。 内定社数は平均2.1社と、前年の1.7社から増加しており、早期から積極的に動いている学生が着実に複数の内定を確保している現状が分かります。
前年は2月末から3月末にかけて内定率が20ポイント近い大幅な上昇を見せましたが、今年度は1月、2月から活発に内定が出されていたため、逆に3月は、上昇率としてはペースダウンすることになりました。
企業動向
<27卒データ>マイナビ全国説明会告知社数と説明会実施方法別比較(4月1日時点)

<27卒データ> 地域別 マイナビ説明会告知社数 2か年比較(4月1日時点)

■説明会告知数は前年比+2.8%と増加、WEB形式が普及を牽引(4月1日時点)
4月1日時点のマイナビ全国説明会告知全企業数は21,899社に達し、前年比で+2.8%と増加しています 。
実施方法別では、対面説明会が10,805社から9,962社(-7.8%)に減少した一方で、WEB説明会は17,498社から18,694社(+6.8%)へと伸長しており、オンライン形式での実施が告知社数を押し上げる要因となっています 。
地域別の動向を見ると、甲信越・北陸(-0.7%)を除くすべての地域において、説明会告知社数が前年実績を上回る結果となりました 。特に関東(+4.9%)や首都圏(+4.8%)、近畿(+4.1%)といった都市部での伸びが顕著ですが、北海道・東北(+0.4%)、東海・中部(+0.7%)、中国・四国(+1.2%)、九州・沖縄(+1.6%)など、広範囲で採用広報が活発化しています 。
<27卒データ>内々定出し開始予定時期 2か年比較 出展元:マイナビ2027年卒企業新卒採用予定調査(株式会社マイナビ)

■内々定出しは「年内」から加速、さらなる早期化が顕著に
27卒の内々定出し開始予定時期を時系列で見ると、年内(10月〜12月)からの早期化がより鮮明になっています 。
年内時点ですでに多くの企業が内々定出しを開始する計画を立てており、年明け1月(5.5%)を含め、広報解禁前の段階での動きが強まっています 。
全体のピークは3月(28.2%)に集中しているものの、4月(-3.3pt)や5月(-3.1pt)の割合が前年より低下していることから、選考プロセスの前倒しが加速している現状が浮き彫りとなっています 。
<28卒データ>マイナビ2028プレサイト 4月1日時点でのコース別掲載社数

<28卒データ>インターンシップ、仕事体験、オープン・カンパニー コース別掲載社数 2か年比較(4月1日時点)

■28卒プレサイトは前年を大幅に上回る社数が掲載
4月1日時点のマイナビ2028プレサイトにおけるコース掲載社数は5,156社 、掲載コース数は13,862コースに達しています。
前年同期と比較すると、すべてのカテゴリで掲載社数が増加しており 、特にオープン・カンパニーは2,614社から3,406社へと792社増加しています。
また、インターンシップ(+382社)や仕事体験(+296社)も増加しており 、早期の学生接触を図る企業の動きが前年以上に加速しています。
学生アンケート(27卒)

最も多くの回答を集めたのは「特に考えていない」の31.3%という結果となりました。2位の「4月中(18.8%)」とも大きく差がついており、終了時期をあえて決めず、納得がいくまで活動を継続しようとする層が一定数存在することがわかります。
一方で、「内定をもらえたらすぐにでも」と「すでに終了している」を含めると6月中までに就職活動を終わらせたい学生も半数を占めており、企業としては早めに内定を出しつつ、学生によって異なる意思決定に対応していく必要に迫られそうです。

1位「マイナビ」が96.9%と相変らず圧倒的なシェアを誇り、2位「OfferBox」65.6%、3位「リクナビ」39.1%、4位「ワンキャリア」35.0%と続く結果となりました。
また、「みんなの就活」(3.4%)や「キャリアパーク」(3.1%)など前月の調査では回答が集まらなかった就活サービスの利用が確認でき、企業側は採用広報の網を広げることも検討する必要がありそうです。

1位「マイナビ」が76.6%と、2位以下を大きく突き放して圧倒的な支持を得る結果となりました。一方で、前月2位の「OfferBox」を抜いて「ワンキャリア」が約4ポイント上昇の10.9%で2位となりました。
学生が「企業探し」のフェーズから「選考対策」のフェーズへと移行するなかで、口コミにより合格者のESや選考などの情報が入手できる「ワンキャリア」が学生のニーズと合致していると思われます。

1位は「スカウトしてくれるから」で18.1%となりました。この時期では、就活情報サイトのマイナビやワンキャリアは企業探しだけではなく、企業からのスカウトを得られるメリットが大きいようです。
また、回答結果の偏りが小さいことから、利用ツールに求める要素が多様化していることも読み取れます。

1位は「3ページ目」37.6%、2位「4ページ目」25.0%、3位「2ページ目」20.6%となりました。「1ページ目」は12.6%と全体の僅か1割強であり、ほとんどの学生が数ページ先まで比較検討する学生の姿勢が見て取れます。
また、「5ページ目以降」は4.2%となることから、企業側としてはナビサイト内での上位表示を狙うためのオプション活用や、学生へ直接アプローチできるスカウトなどを組み合わせることで、学生に見つけてもらう必要がありそうです。

「年間休日120日以上」56.3%、「完全週休2日制」50.0%と上位2項目が半数に達する支持を得る結果となりました。
ワークライフバランスが重要視される昨今において、プライベートの時間を確保できるかどうかを最優先事項として捉えている学生が多いことがうかがえます。
また、「平均残業が月20時間以内」も25.3%と一定の支持を集めていることから、単に休みが多いだけでなく、日々の業務負担が適切にコントロールされている環境を「魅力」と定義する学生の傾向が表れています。

選考過程という観点から、1位「書類選考免除」62.5%と、4位「特別選考ルートにご案内」31.3%を比較すると倍の差がついており、選考フローのショートカットという具体的なメリットに魅力を感じる学生が多くいることがうかがえます。
また、2位「私服参加OK」が40.6%に達しており、参加しやすい説明会の実施が参加率向上に有効であることがわかります。

最も多くの回答を集めたのは「1~2か月」の44.1%でしたが、次いで「1か月以内」も39.4%と僅差で続く結果となりました。これらを合わせると、8割以上の学生が、今後接触する企業とは2か月以内での内定獲得を理想としていることがわかります。
企業側は長い選考フローではなく、短いフローの中でどのように学生を見極めていくのかについて検討する必要がありそうです。

1位は「60~89分」43.8%、2位「30~59分」25.0%という結果となりました。
オンラインでの就活が定着したことで、タイパ重視の学生が増えており90分を超える移動時間には難色を示すこがわかります。
企業側は遠方の学生を狙っていく場合は、オンラインのコンテンツにどのように学生を呼び込むかを検討する必要があります。
新入社員エッセイ<2026年4月入社>
山本朱里<同志社大学卒>
初めまして。2026年入社の山本朱里と申します。「朱里」であかりではなく、しゅりと読みます。初対面の方に一発でしゅりと読まれたことがなく、訂正を諦めてあかりとして過ごすことがあり、アルバイト先のスーパーでは半年間あかりとして働きました。しゅりで覚えてくださると嬉しいです。
大学ではヒーローショーサークルに入り、一時期イエローとして子供たちに囲まれていました。また、イベントサークルを立ち上げ、週2でたこ焼きパーティーをする大学生活を過ごしました。そのおかげで、コミュニケーション能力や協調性が向上し、150人ほど部員を獲得しました。
鹿児島県出身で、イントネーションが変になってしまうことがありますが、暖かく見守っていただけると幸いです。今までの経験を活かして仕事をガツガツ頑張っていきたいです。よろしくお願いいたします。
早川和実<関西大学卒>
初めまして。本年度入社しました、早川和実と申します。和え物の「あ」に実ると書いて、「あみ」と読みます。生まれも育ちも大阪ですが、標準語も得意です。
学生時代は、小学生の頃から続けている競技ドッジボールと声楽に打ち込んでいました。
アクティブな面に加えて、インドアな面も兼ね備えています。
全く異なるジャンルの経験を通して、老若男女問わず沢山の人とコミュニケーションを取ることができ、貴重な経験をしました。また、継続することの重要さを痛感した学生時代でした。
弊社でも、これらの経験を活かし、様々なことに挑戦しながら活動的に、時には静かに冷静に精進してまいります。何卒よろしくお願いいたします。
三倉茉子<同志社女子大学卒>
初めまして。2026年入社の三倉茉子と申します!
大阪府豊中市出身です。幼少期はピアノ、習字、水泳、茶道、そろばんを習っていました。
学生時代はバスケ部に所属し、キャプテンを務めていました!意外だと言われることが多いですが、実は心は体育会系で、めちゃくちゃ大きい声を出せます。大学時代は、歯医者のアシスタント、飲食店、ドラッグストアなどでアルバイトしたり、ゼミ活動では高齢者に向けたイベントを企画したりするなど、初めてのことでも好奇心をもって挑戦する性格だと思っております。今までの習い事や部活動、アルバイトの経験から得たことは、成長するためには基礎を大切にすることと、自分の頭で考えることだと思っています。焦って空回りしてしまうこともあるのですが、皆様の力をお借りしながら精進してまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。
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