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【28年卒】新卒採用年間スケジュール完全版|早期化を勝ち抜く月別アクションプラン

「28年卒の採用、世の中の企業はいつから動くのが正解?」
「政府の指針通りに3月から動いて、本当に優秀な学生に会えるのか?」

新卒採用市場は今、かつてないほどの「早期化」と「二極化」の渦中にあります。結論から申し上げれば、28年卒採用において、ナビサイトがオープンする「3月」を待っていては、ターゲット層の多くはすでに他社との接触を終えています。

本記事では、28年卒採用の「一般的な見立て(建前)」と「実際のスケジュール(現実)」を比較しながら、中堅・中小企業が勝つために取るべき具体的な月別アクションを徹底解説します。

▼より詳しい28年卒の市場予測や、具体的な戦術については、こちらの記事も併せてご覧ください。

目次[非表示]

  1. 1.【比較表で見る】28年卒採用の「一般的な見立て」と「実際のスケジュール」
    1. 1.1.政府指針(建前)を信じると乗り遅れる理由
    2. 1.2.28年卒のリアルは「大学3年・6月」が分水嶺
  2. 2.
  3. 3.【月別】28年卒採用のリアルなアクションカレンダー
    1. 3.1.【大学3年 4月以前】準備期:採用ターゲット選定とインターン設計
    2. 3.2.【大学3年 4月〜6月】広報期:オープン・カンパニーの予約促進
    3. 3.3.【大学3年 5月〜7月】接触準備期:オープン・カンパニーの実施
    4. 3.4.【大学3年 8月〜9月】接触期:夏期インターンシップの実施
    5. 3.5.【大学3年 10月〜12月】早期選考期:早期内定出しとフォロー
    6. 3.6.【大学3年 3月以降】本選考期:通常説明会の開始
  4. 4.28年卒採用を成功させるための3つの重要ポイント
  5. 5.まとめ:変化するスケジュールに柔軟に対応しよう

【比較表で見る】28年卒採用の「一般的な見立て」と「実際のスケジュール」

まず把握すべきは、政府が提唱する「建前」と、学生・企業が動いている「現実」の乖離です。

フェーズ

一般的な見立て(建前)

28年卒の実際のスケジュール(現実)

インターン準備

大学3年生の5月〜6月

大学3年生の4月〜5月(GW明けには完成)
>4~5月には母集団形成開始(掲載・スカウト配信)

学生との接触

大学3年生の夏・冬

大学3年生の6月(インターン募集開始直後)
>インターンに誘導するオープン・カンパニーの実施
>8月(夏休み)が学生接触のメイン時期

広報・説明会

大学3年生の3月(ナビ解禁)

大学3年生の10月〜12月(早期イベント・スカウト)
3年生の10月以降オープン・カンパニーが実質的な早期説明会に切り替わり始める

選考・面接

大学4年生の6月(選考解禁)

大学3年生の10月〜1月(早期選考ルート)

内定(内々定)

大学4年生の6月以降

大学4年生の4月(主要層の活動終了時期)
>内々定は3年生の10月以降増加

政府指針(建前)を信じると乗り遅れる理由

三省合意の改正により、一定の基準を満たしたインターンシップでの学生情報を採用選考に利用することが公式に認められました。これにより、企業側は「夏に会った学生を冬には選考に乗せる」という動きが正当化されています。

実際の企業の面接開始時期調査キャリタス_新卒採用に関する企業調査(2025 年10 月調査)2026 年卒採用 内定動向調査 / 2027 年卒採用計画より

実際の企業の内定出し開始時期調査キャリタス_新卒採用に関する企業調査(2025 年10 月調査)2026 年卒採用 内定動向調査 / 2027 年卒採用計画より

28年卒のリアルは「大学3年・6月」が分水嶺

優秀な層ほど「夏インターン」を就活の本番と捉えています。6月のインターンシップ募集開始時点でコンテンツが固まっていない企業は、その時点で母集団形成の土俵から外れてしまうリスクがあるのです。

マイナビ 2027年卒 大学生キャリア意向調査(中間総括)より

【月別】28年卒採用のリアルなアクションカレンダー

「現実」のスケジュールに基づき、採用担当者がいつ・何をすべきかを整理しました。
*ハッキリと区切りするのは難しいため時期の重複が発生します

【大学3年 4月以前】準備期:採用ターゲット選定とインターン設計

  • 現実のアクション: 求める人物像(ペルソナ)の確定、インターンプログラムの完成。
  • ポイント: 4~6月の情報解禁時に「面白そうな会社」と思われるには、この時期の作り込みが全てです。

【大学3年 4月〜6月】広報期:オープン・カンパニーの予約促進

  • 現実のアクション:  オープン・カンパニー募集開始、エントリー学生への先行アプローチ。
  • ポイント: この時期のオープン・カンパニーとしての役割をインターンシップへの誘導導線と考えます。

【大学3年 5月〜7月】接触準備期:オープン・カンパニーの実施

  • 現実のアクション: オープン・カンパニーの実施・インターンシップへの誘導
  • ポイント: 夏のインターンシップへの導線をきちんと敷くことで接触数に恩恵を得られます。

【大学3年 8月〜9月】接触期:夏期インターンシップの実施

  • 現実のアクション: インターン募集開始、エントリー学生への先行アプローチ。
  • ポイント: 夏のインターンは「選考」の第0章。ここで評価の高かった学生には、個別のフィードバックを行い、接点を維持します。「この会社は自分を高く評価してくれている」という優越感を学生に与え、志望度を高めます。

★夏の動員を最大化するためのオープン・カンパニー、インターンシップの具体的な仕掛け方は、こちらの戦略ロードマップが参考になります。

【大学3年 10月〜12月】早期選考期:早期内定出しとフォロー

  • 現実のアクション: 早期選考の実施、内定(内々定)出しの開始。
  • ポイント: 他社選考も同時に進んでいる可能性があるのでできるだけ短いスパンで選考を進める事で競合より印象に残りやすくなります。

【大学3年 1月〜3月】醸成期/第二タームの開始:内定承諾に向けたフォローと新規母集団の形成

  • 現実のアクション: 内定者への承諾に向けたフォロー施策の実施、新規就活開始層に向けたオープン・カンパニー(早期説明会)の実施
  • ポイント: 内定承諾前のフォローをする事で特別感の演出と企業理解を改めて高める。オープン・カンパニーは夏のインターンシップへの誘導と役割が異なる点に注意。

【大学3年 3月以降】本選考期:通常説明会の開始

  • 現実のアクション: 情報解禁に伴い、会社説明会の広報・実施
  • ポイント: 3月の広報解禁時には、すでに一定数の内定を出し終えているのが今のスタンダードですので、以降の活動は学生の持っている内定企業より良い会社だと思わせるための説明会設計が必要となります。

28年卒採用を成功させるための3つの重要ポイント

  1. 母集団形成を「3月」に設定しない
    3年生の夏・秋までにどれだけ多くの「自社に合う学生」と接点を持てるかが勝負。スカウト配信なども活用し、早期から認知を広げましょう。
  2. インターンを「体験」で終わらせない
    三省合意に則り、インターンでの評価をその後の選考にどう繋げるか。この設計図がないインターンシップは、ただのコストで終わってしまいます。
  3. 内定後の「拘束」ではなく「伴走」を
    早期内定を出す以上、辞退の不安はつきまといます。内定者に対し、入社までの不安を解消する「伴走者」としての姿勢を見せることが、最終的な承諾率を左右します。

まとめ:変化するスケジュールに柔軟に対応しよう

28年卒採用は「カレンダー通りの採用」から脱却し、実態に合わせた「攻めのスケジュール」への移行が不可欠です。まずは自社の現在の動きと、市場の「現実」にどれだけのギャップがあるかを確認することから始めてみてください。

採用コンサルタント|坂口 智哉
採用コンサルタント|坂口 智哉
2019年入社。営業企画部として、大手グループからベンチャー企業まで、規模を問わず累計42社以上のプロジェクトに参画。採用フローの設計や志望度醸成の仕組み化を完遂し、業種を問わず再現性の高い採用スキームを提供してきました。 特に「採用スキームの構築」と「採用スタートアップ支援」を専門としています。ゼロベースからのフロー設計や、独自のノウハウを用いた「志望度醸成の仕組みづくり」に定評があり、数多くの企業の採用基盤を確立しています。 【コンサルティングの指針】 過去の成功体験に固執する「今まで通りの採用」ではなく、変化の激しい「これからの採用市場」を見据えた戦略立案を重視しています。単なる手法(カタチ)の提供にとどまらず、採用成功の定義から逆算した本質的な解決策を提案し、企業の採用力強化に日々伴走しています。 自社の採用フローをゼロから見直したい、または内定承諾率に課題を感じている企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。

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