
内定辞退を減らす「心のつなぎ方」|学生が「この会社で働きたい」と確信を持つための具体的な関わり方
せっかく内定を出しても、他社に決められてしまう……。そんな悩みを抱える企業が増えています。今の学生は、会社の何を見て入社を決めているのでしょうか?本記事では、難しい言葉を使わずに、学生の不安を解消し、入社意欲を高めるための工夫をわかりやすく解説します。
目次[非表示]
1. なぜ「内定辞退」が起きるのか?学生が抱える不安の正体
最近の新卒採用では、一人の学生が複数の企業から内定をもらうことが珍しくありません。選択肢が多いからこそ、学生は「本当にこの会社でいいのだろうか?」という強い不安を抱えています。
学生が最後に迷うポイント
学生が最後の一社を絞り込むとき、年収や福利厚生といった条件面だけでなく、「自分の居場所がそこにあるか」「自分を大切にしてくれるか」という直感を重視する傾向があります。条件が同じなら、より親身に寄り添ってくれた会社が選ばれます。
面接で見られている意外な部分
学生は、面接官の態度から社内の雰囲気を察知しようとしています。
- 面接官が疲れ切っていないか
- 高圧的な態度を取っていないか
- 自分の話を最後まで聞いてくれるか 「選ぶ側」である学生は、こうした細かな印象や体験から、入社後の自分を想像しているのです。
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2. 志望度を高める面接のコツ:一方的な質問から「対話」へ
面接を「学生を評価する場」だけで終わらせてしまうのは、非常にもったいないことです。
自社の魅力を正しく伝える工夫
まずは、相手が何を知りたがっているかを探りましょう。「我が社の強みはこれです!」と一方的に押し付けるのではなく、学生の関心に合わせて情報を出すことが、入社意欲を引き出す近道です。
将来の理想を「一緒に描く」
学生に「将来、どんな社会人になりたいか?」を聞いてみてください。その理想を、自社でどう叶えられるかを具体的に提示しましょう。
「〇〇さんのやりたいことは、うちのこの部署の業務でこう活かせますよ」
このように、会社の目標と個人の願いを結びつけることで、学生は「この会社なら成長できそう」というメリットを実感できます。
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3. 内定後に「この会社に決めて良かった」と思ってもらうために
内定を出した瞬間、安心して連絡を控えてしまうのは一番の失敗です。
定期的なコミュニケーションが安心を生む
内定から入社までの期間、学生は「放置されている」と感じると、他社に目移りしてしまいます。
- 月に一度、社内ニュースを送る
- 近況を尋ねるメールを送る こうした、ちょっとした根拠(自分が歓迎されているという裏付け)を積み重ねることが大切です。
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若手社員との交流でイメージを具体化
年の近い先輩社員と話す場を設けましょう。役職者には聞きにくい「実際の残業は?」「休日の過ごし方は?」といった本音を解消することで、働くイメージが具体的になり、辞退への迷いが消えていきます。
4. 最大の課題は「学生と向き合う時間」をどう作るか
ここまでお伝えした丁寧なフォローが必要だと分かっていても、現実には「日々の事務作業に追われて、学生と向き合う余力がない」という人事担当者の方も多いはずです。
一人ひとりに寄り添うためには、まずは今の業務を整理し、削れる部分を見つけることが欠かせません。以前作成した以下の記事では、採用活動をスムーズに進めるための「仕事の整理術」について詳しく解説しています。
▼あわせて読みたい:時間を生み出すためのヒント 【採用担当者向け】業務効率化と「仕分け」のコツ|大切な学生と向き合う時間を作るために
まずは事務作業を効率化して、学生の心をつなぎとめるための「大切な時間」を取り戻しましょう。
5. まとめ:会社と学生、お互いが納得できる採用を目指して
内定辞退を防ぐために必要なのは、特別なテクニックではなく、学生の不安を一つひとつ取り除く「誠実な関わり」です。
面接を「対話」の場にする
入社後の自分を想像できる情報提供をする
内定後も定期的に声をかける
こうした積み重ねが、学生の「この会社で働きたい」という確信に変わります。数値としての目標数値を追うだけでなく、お互いがハッピーになれる出会いを目指していきましょう。









