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新卒採用アウトソーシングで内定辞退を激減!候補者体験(CX)最大化による「選ばれる企業」への変革

新卒採用ご担当者の皆さん、内定辞退の波に頭を悩ませていませんか?優秀な学生に内定を出したにもかかわらず、最終的に他社を選ばれてしまう現状は、時間と労力をかけた担当者にとって非常につらいものです。

この記事は、内定辞退の壁を打ち破りたいと願う日本の新卒採用担当者向けに、「候補者体験(CX)の最大化」を切り口とした、新卒採用アウトソーシング(RPO)の戦略的な活用法を解説します。採用成功のために、所属する企業のサポート、現場の協力、そして社外リソースの有効活用を視野に入れた、具体的な変革の道筋を見ていきましょう。

目次[非表示]

  1. 1.なぜ今「候補者体験(CX)」が新卒採用の鍵を握るのか?
    1. 1.1.CXが内定承諾率に直結する理由
  2. 2.CX最大化のボトルネック解消!採用アウトソーシング(RPO)の役割
    1. 2.1.RPOが採用担当者に「時間」を生み出す
  3. 3.CXを劇的に向上させるアウトソーシング活用事例
  4. 4.CX最大化のためのアウトソーシング選定と運用のポイント
    1. 4.1.選定基準:「ノウハウ」と「専門性」を重視する
    2. 4.2.成功の鍵は「三者連携」
  5. 5.「選ばれる企業」へ変革!アウトソーシングがもたらす未来
    1. 5.1.採用担当者の役割の変革
    2. 5.2.内定辞退減少を超えた波及効果
  6. 6.まとめ:CX最大化が内定辞退を激減させる


なぜ今「候補者体験(CX)」が新卒採用の鍵を握るのか?

新卒採用におけるCXとは、応募から入社までのすべてのプロセスで、候補者が企業に対して感じる価値や印象のこと。特に売り手市場では、企業が学生を「選考する」だけでなく、学生から「選ばれる」ための重要な要素となります。

CXが内定承諾率に直結する理由

内定辞退が増える最大の原因は、選考中のコミュニケーション不足や、プロセスに対するネガティブな印象です。

  • 企業からの連絡が遅い

  • 選考フローが不透明

  • 質問や不安を解消する機会がない

しかし、採用担当者一人が、大量の候補者対応、日程調整、事務処理を抱える中で、きめ細やかなCX向上に注力するのは現実的に困難です。採用の成功には、企業全体のサポート体制、現場の協力、そして社外リソースの有効活用が不可欠なのです。

内定辞退という「壁」を破るため、まずはCXの重要性を再認識し、業務負担を軽減する手段を考えることが、「選ばれる企業」への第一歩となります。

【参考コラム】


CX最大化のボトルネック解消!採用アウトソーシング(RPO)の役割

採用担当者がCX向上に注力できない最大の理由は、日程調整、応募者データ管理、合否連絡などの定型的な「ノンコア業務」に時間を奪われている点にあります。

ここで新卒採用アウトソーシング(RPO)が効果を発揮します。

RPOが採用担当者に「時間」を生み出す

RPOは、以下のノンコア業務を外部の専門家へ委託することで、採用担当者に「時間」と「余力」を生み出します。

  • 日程調整・選考案内メール

  • 応募者データの入力・管理

  • 説明会後のフォローアップ

  • 適性検査の受検案内

採用担当者は、RPOによって生まれた時間を「CXの戦略設計」「候補者との深掘り面談」「現場社員との連携強化」といった戦略的なコア業務に集中できます。

CX最大化とは、「手間をかける」ことではなく、「最適なタイミングで、最適な情報と体験を提供する」こと。これを実現するためには、企業がアウトソーシングという形で業務をサポートし、採用担当者が戦略の舵取りに専念できる環境を整備することが求められます。

【参考コラム】


CXを劇的に向上させるアウトソーシング活用事例

アウトソーシングは単なる事務作業の代行ではなく、「候補者体験という採用戦略の実行支援」として機能します。具体的な活用事例を見てみましょう。

改善したい課題

RPOによる解決策

CX向上効果

コミュニケーションの遅延

RPOチームが問い合わせ窓口を一本化し、迅速な対応体制を構築。

選考の「待ち時間」を減らし、企業への信頼感を醸成します。

候補者の不安解消

専門スタッフが定期的なヒアリングを行い、パーソナルな情報提供を実施。

候補者に「自分を大切にしてくれている」という印象を与え、内定後のフォローアップを強化します。

現場社員の負担

面接官となる現場社員の日程調整やフィードバック回収を代行

現場の負担を軽減し、採用担当者は社内連携強化に集中。現場のリアルな魅力をCXに乗せて届けられるようになります。

このように、RPOを活用することで「スピード感」と「きめ細やかさ」の両面からCXを向上させることができます。


CX最大化のためのアウトソーシング選定と運用のポイント

CX最大化という目標を達成するためには、RPOの選定基準運用体制が極めて重要です。

選定基準:「ノウハウ」と「専門性」を重視する

アウトソーシング先を選ぶ際、「価格」だけで判断してはいけません。単なるオペレーション代行業者ではなく、以下の点を重視しましょう。

  • 新卒採用とCXに関するノウハウを持っているか

  • 候補者の心理を理解し、コミュニケーション設計を提案できるか

  • ホスピタリティと柔軟性を持っているか

成功の鍵は「三者連携」

アウトソーシングを成功させる鍵は、以下のステークホルダーが共通認識を持つ「三者連携」です。

  1. 採用担当者(戦略・意思決定)

  2. 現場社員(企業文化・魅力の体現)

  3. RPOパートナー(実行・効率化)

採用担当者は、RPOパートナーに任せきりにするのではなく、自社の価値観や採用したい人物像を深く共有し、社内の協力を仰ぎながらプロセス全体をマネジメントすることが求められます。アウトソーシングは「丸投げ」ではなく、社外の専門リソースを有効活用する「戦略的な選択」なのです。

【参考コラム】

「選ばれる企業」へ変革!アウトソーシングがもたらす未来

RPOを活用し、CXが最大化されると、貴社の採用体制は大きく変革します。

採用担当者の役割の変革

採用担当者の役割は、煩雑な雑務から解放され、「業務遂行」から「採用戦略の設計・マネジメント」へとシフトします。データに基づいたCX改善や、経営層への戦略提言など、本来の戦略的人事としての役割に時間を使えるようになります。

内定辞退減少を超えた波及効果

CX最大化は、単に内定辞退の減少にとどまりません。

  • 定着率の向上: 満足度の高い状態で入社した新入社員は、入社後のエンゲージメントも高く、早期離職を防ぎます。

  • 企業ブランディング: 質の高い採用体験は、SNSや口コミを通じて企業のポジティブなブランディングを構築し、未来の優秀な候補者を引き寄せます。

アウトソーシングの活用は、経営層と現場を巻き込んだ全社的な採用体制の構築を促す起爆剤です。「選ばれる企業」への変革は、戦略的なRPOの導入から始まると言えるでしょう。

【参考コラム】

まとめ:CX最大化が内定辞退を激減させる

本記事では、新卒採用における内定辞退という課題に対し、候補者体験(CX)の最大化と新卒採用アウトソーシング(RPO)の有効性について解説しました。

  • CXは内定承諾率に直結します。選考のスピード感きめ細やかなフォローが、候補者に「選ばれる理由」を与えます。

  • RPOは、採用担当者を煩雑なノンコア業務から解放し、戦略的なCX設計と候補者とのコミュニケーションというコア業務に集中させるための「戦略的なリソース」です。

  • 成功の鍵は、採用担当者・現場社員・RPOパートナーによる「三者連携」です。社外リソースを有効活用し、企業全体で採用をサポートする体制を構築することが求められます。

RPOの導入は、採用担当者の役割を「業務遂行」から「戦略設計」へと変え、「選ばれる企業」への変革を促します。ぜひ、貴社の採用体制を見直し、内定辞退を激減させるCX戦略の実現に向け、アウトソーシングの活用を検討してみてください。

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宮本一平
宮本一平
2014年入社。営業マネージャー。企業の採用・教育に対して戦略的・包括的サポートを行う。採用においては、トレンドに合わせて採用難度の高い「機電系」特化の大量採用の採用フロー設計やコンテンツ設計を担当し、また設立間もない「ベンチャー企業」の採用戦略設計や実務運用フォローアップなども行う。教育においては、セールスだけでなく講師も兼任し、企業ニーズに合わせたプログラム設計から、階層別研修の全体設計までトータルプロデュース。戦略的人事コンサルタントとして、採用・教育ノウハウをクライアントに還元すべく、セールスフィールドにいることをモットーとしている。プライベートでは、看護師の妻を持ち、2人の男の子の父親で、自らが外遊び大好き「全力少年」。

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