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新入社員研修とは?目的・内容・費用相場まで!人事が押さえるべき基礎知識

企業が新卒採用後に直面する課題の一つが、「採用して終わり」になってしまうことです。ただ人を迎え入れるだけでなく、社会人としてのスタートを切らせ、組織と本人とのミスマッチを減らす――それが新入社員研修の使命です。本稿では、新入社員研修の目的・代表的な内容・導入形態・費用相場を整理し、自社にふさわしい研修を選ぶための視点をまとめます。人事担当者・研修企画担当者にとっての「教科書」となる一編です。

目次[非表示]

  1. 1.新入社員研修の目的
  2. 2.代表的な研修内容
  3. 3.実施形式の違い
  4. 4.費用相場
  5. 5.自社に合った研修を選ぶポイント
  6. 6.まとめ

新入社員研修の目的

新入社員研修は「学生から社会人への意識転換」を目的としています。

具体的には以下の3点が中心です。

早期戦力化:基本的なビジネスマナーや業務スキルを習得させる

定着支援:会社への理解を深め、安心感を持たせる

離職防止:同期や上司との関係づくりを促進する

単なるマナー研修にとどまらず、企業文化の浸透とキャリアの土台作りの役割を果たします。

代表的な研修内容

多くの企業で取り入れられるのは以下のような内容です。

ビジネスマナー:挨拶、言葉遣い、名刺交換、電話応対

報連相(ほうれんそう):報告・連絡・相談の基本動作

コンプライアンス:SNS利用や情報セキュリティ

業務スキル:PC操作、資料作成、基本的なロジカルシンキング

チームワーク演習:グループワークを通じた協調性の育成

近年は、オンラインでのコミュニケーションやリモートワーク対応も追加される傾向にあります。

実施形式の違い

集合研修(対面):集中力が高く、同期意識を醸成できる

オンライン研修:コストを抑えつつ全国一斉に実施可能

ハイブリッド型:集合のメリットを活かしつつ、一部をオンラインで補完

企業規模や配属状況に応じて組み合わせるのが一般的です。入社直後に行う春の研修は集合型で行い、夏や冬などのフォローアップ研修をオンラインで開催するなどの使い分けもおすすめです。

費用相場

• 外部委託の集合研修:1人あたり 3〜5万円程度/日

• カスタマイズ型(講師派遣):時間や内容で変動。やや高額になる傾向(数十万)

「外注は高い」と敬遠されがちですが、採用コストや早期離職による損失と比較すると、投資効果は大きいと評価されています。

自社に合った研修を選ぶポイント

• 研修後にどうフォローするか(OJT連携、上司面談)

• 同期意識を育てたいか、それとも個別対応を重視するか

• 社内でまかなえる部分と、外部に任せる部分の切り分け

まとめ

・新入社員研修は「社会人への意識転換」と早期戦力化・定着支援・離職防止を目的に実施される

・内容はマナーや報連相、業務スキルからチームワークまで幅広く、形式は集合・オンライン・ハイブリッドが選べる

・費用は1人あたり3~5万円が目安で、自社の課題やフォロー体制に合わせた設計が成功のカギとなる

営業企画部 山口
営業企画部 山口
1996年生まれ。大阪本社勤務。 大学卒業後、新卒で採用総研に入社。「人事担当者の右腕になる」をモットーに、担当者の負担・工数を軽減する伴走型のフォローを実施。採用成功のための手法提案はもちろん、選考やイベントなどのコンテンツ提案も得意とする。

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