
【そのまま使える例文付】上司が即決する!中途採用アウトソーシング(RPO)導入稟議書の書き方と説得のロジック
【目安読了時間:約5分】
こんにちは!
中途採用の現場で奮闘する担当者の皆様。
「RPO(採用代行)を導入して、この忙殺状態を抜け出したい!」
「プロの手を借りて、待ちの採用から攻めの採用へ変わりたい!」
そう思って上司に相談しても、
「えっ、外注費かかるの? 自分たちで残業して頑張れないの?」
「求人票なら自分たちで作れるでしょ?」
と、つれない返事が返ってきて心が折れそうになっていませんか?
今回は、そんな壁を突破するための「上司が納得するRPO導入稟議書の書き方」を解説します。記事の後半には、コピペして使えるテンプレートもご用意しましたので、ぜひご活用ください。
はじめに:この記事はこんな方におすすめです
RPOを導入したいが、上司や経営層への説得材料に悩んでいる中途採用担当者様
「コストが高い」と言われそうで、稟議書が書けずに止まっている方
事務代行だけでなく、スカウトや求人設計まで任せたいと考えている方
目次[非表示]
1. なぜ、あなたの上司はRPO導入に「うん」と言わないのか?
稟議書を書く前に、敵(上司・決裁者)の心理を知る必要があります。
彼らがRPO導入を渋る最大の理由は、「コストへの誤解」です。
上司の思考回路
「採用業務は、人事が汗をかけばタダ(無料)でできる」
「外部に頼むと、毎月数十万円の固定費が出ていくのが怖い」
伝えるべき視点の転換
稟議書で伝えるべきは、「私が楽になります」という業務改善ではありません。
「外部リソースを使った方が、会社として利益が出ます(ROIが高いです)」という投資の視点です。
特に、当社のようなRPOは単なる事務代行ではありません。
「求人の魅力を再設計し、スカウトで欲しい人材を連れてくる」という、売上を作る(=優秀な人を採用する)ための攻めの施策であることを伝える必要があります。
2. 【説得のロジック】稟議書に盛り込むべき「3つの比較軸」
説得力のある稟議書には、必ず「比較」が入っています。以下の3つの軸でロジックを組み立てましょう。
① vs 人材紹介(エージェント)
「RPOの月額費用が高い」と言われたら、「採用単価」で返します。
ロジック: 人材紹介で年収600万円の人を3名採用すると、紹介手数料は約630万円(35%想定)かかります。一方、RPOを入れてダイレクト採用(スカウト)を強化すれば、媒体費+RPO費でも大幅にコストダウンし、かつ自社にノウハウが蓄積されます。
② vs 自社採用(増員)
「人を一人雇えばいいじゃないか」と言われたら、「質」と「スピード」で返します。
ロジック: 採用担当を一人採用しても、スカウト文面の作成や求人の魅力化ができるようになるまでには教育期間が必要です。RPOなら、ヒアリングによる求人設計やスカウト運用のプロが、契約即日から稼働します。
③ vs 現状維持(事務代行のみ)
「安価な事務代行や派遣でいいのでは?」と言われたら、「母集団形成力」で返します。
ロジック: 単なる事務代行は「応募を待つ」だけです。しかし、戦略的なRPOは「求人を見直し、スカウトで取りに行く」ことができます。応募者数を増やせるかどうかが決定的な違いです。
3. 【実践:構成案】決裁が下りる稟議書の構成要素
いよいよ執筆です。ダラダラと文章を書くのではなく、以下の項目を箇条書きで明確に記載します。
件名: 結論ファーストで明確に。
背景・現状の課題: 「忙しい」ではなく「機会損失」や「母集団不足」を数値で書く。
提案内容: 事務代行だけでなく、企画・設計・スカウトまで含むことを明記。
導入メリット・費用対効果: 前述の比較軸を入れる。
予算・スケジュール: 具体的な金額と開始時期。
リスク管理: セキュリティや定例ミーティングでの進捗管理について。
4. 【実践:例文】コピペで使える!RPO導入の稟議書テンプレート
ここでは、「求人設計の見直し」と「スカウト代行」を含めた、戦略的RPO導入のテンプレートを掲載します。状況に合わせて( )内を書き換えてご使用ください。
【件名】
中途採用目標達成に向けた採用アウトソーシング(RPO)導入の件
【目的】
採用業務の工数削減および、求人訴求力の向上・ダイレクト採用強化による、母集団形成数の最大化と採用コストの適正化。
【現状の課題】
母集団形成の不足:
求人票の内容が陳腐化しており、ターゲット層からの応募が減少傾向にある。また、リソース不足によりスカウト配信数が目標比50%に留まっている。選考リードタイムの長期化:
日程調整等の事務作業に追われ、候補者対応のスピードが低下。直近の選考辞退率が上昇している。
【提案内容】
採用プロセスの実務、および企画設計を専門業者(RPO)へ委託します。
求人設計: 現場ヒアリングに基づく求人票の抜本的リライト、魅力の言語化。
スカウト代行: ターゲット選定および、個別にカスタマイズしたスカウト文面の作成・配信。
運用代行: 応募者対応、日程調整、システム管理。
【導入によるメリット・費用対効果】
「攻め」の採用への転換:
プロによる求人リライトとスカウト代行により、待ちの採用から脱却し、ターゲット層の有効応募数を倍増させる。採用コストの削減:
人材紹介(1名あたり約○○万円)依存から、ダイレクト採用へシフトすることで、3名採用時のトータルコストを約○○%削減見込み。コア業務への集中:
社内担当者は「面接」や「動機付け」等のコア業務に集中し、内定承諾率の向上を図る。
【費用・期間】
委託先:○○株式会社(当社)
期間:202X年○月〜○月(○ヶ月間)
費用:月額○○万円(税別)
【備考】
委託先は単なる事務代行ではなく、戦略設計から実務までを行う「伴走型」の支援実績が豊富であり、週次の定例会等を通じて社内へのノウハウ蓄積も図る。
以上、ご決裁のほどよろしくお願いいたします。
5. 【最後のひと押し】「丸投げ」ではなく「伴走パートナー」を選ぶ
最後に、上司を安心させるポイントをお伝えします。
それは、「RPOは、共に走ってくれるパートナーである」という点です。
私たちの中途採用アウトソーシングは、マニュアル通りの作業をするだけではありません。
「御社の魅力はもっとこう伝えた方が響きますよ」
「このターゲットには、こんなスカウト文面を送りましょう」
そうやって、御社の中に深く入り込み、人事・現場の皆様と一緒になって汗をかく「伴走型」の支援を強みとしています。
「外部のリソースですが、マインドは社員と同じです」
そう胸を張って言っていただける体制をご用意します。
【あわせて読みたい】
まとめ:稟議書は「未来への投資提案書」です
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
稟議書は単なる事務書類ではありません。会社のお金を使って、より大きな成果(採用成功)を生み出すための「投資提案書」です。
求人票の設計から見直すことで、応募の質を変える(Quality)
スカウト代行で、母集団の数を確実に増やす(Quantity)
伴走型の支援で、社内にノウハウを残す(Asset)
この3点が揃えば、RPO導入は決して「高いコスト」ではありません。
「テンプレートを使って申請したいが、具体的な根拠数字に自信がない」
「自社の場合、どんなプランで申請すれば通りやすいか相談したい」
そのように思われた中途採用担当者様。
稟議書に必要な「シミュレーション」や「最適な運用プラン」にお悩みでしたら、ぜひ一度、当社にご相談ください。
決裁に向けた準備を、一緒に進めていきましょう。
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