
新入社員研修の面白いアイデア!参加者が楽しめる研修の特徴と注意点を解説
新入社員研修は、伝えるべき内容が多く、説明を聞く時間が長くなりやすい研修です。参加者が楽しみながら学べる工夫があれば、研修内容が印象に残りやすく、取り組む姿勢も前向きになるでしょう。
注目されているのが、体験やゲームの要素を取り入れた面白い新入社員研修です。ただし、盛り上がるだけでは学びは残らないため、目的に合った設計が欠かせません。本記事では、具体的なアイデア、実例、実施時の注意点を解説します。
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新入社員研修に面白い要素を取り入れる効果
面白い要素を取り入れた新入社員研修には、意欲の向上、交流の活発化、研修内容の定着という3つの効果が期待できます。
新入社員のモチベーションがアップする
新入社員研修では、教える内容が多く、座学や講義が続きがちです。そのため新入社員はつまらなく感じてしまい、研修のみならず、仕事への意欲が低下してしまうおそれがあります。
そこで、体験型のワークやゲームなどを取り入れると、楽しみながら学べるため、研修や仕事に前向きに取り組みやすくなります。こうした工夫によって、自ら学ぼうとする意欲が高まり、知識やスキルを身につけるきっかけにもなるでしょう。
社内コミュニケーションが活発になる
入社したばかりの新入社員は、不安や悩みを抱えていることが多く、なかでも人間関係の悩みは代表的です。同じ立場の人とは話せても、上司や先輩とどう接すればよいのかわからない場合もあります。
明るく楽しい雰囲気の研修では、新入社員同士だけではなく、上司や先輩とも話しやすくなります。互いの人柄を知る機会が生まれ、信頼や安心感が育ちます。研修後も気軽に相談しやすくなるため、早期離職を防ぐ効果も期待できるでしょう。
研修内容が記憶に残りやすくなる
面白いと感じる要素を取り入れると、新入社員の関心を引き出し、研修内容への理解を深めやすくなります。受け身で話を聞くだけではなく、楽しみながら自ら考えたり意見を交わしたりすれば、学んだ内容は記憶に残りやすくもなるでしょう。
また、ビジネスマナーや仕事の進め方などをワークで実践すると、実際の業務を具体的にイメージしやすくなり、学んだ知識を行動に移す練習にもなります。ワークを取り入れる際は、身につけてほしい知識やスキルを明確にし、研修の目的に合った内容を選ぶことがポイントです。
面白いと感じてもらえる新入社員研修の特徴
面白い研修とは、ただ盛り上がる研修ではありません。参加者にとって役立つ気づきや発見が多く、取り組むこと自体を楽しいと感じられる研修を指します。面白い研修を企画する際の基本的な考え方として、3つの特徴を押さえておくと、軸が定まります。
参加者が主体的に行動できる
面白いと感じられる研修の多くは、講義を聞くだけの形式ではなく、参加者が自ら考えて行動するカリキュラムを組み込んでいます。グループで取り組む課題やロールプレイングが代表的です。
自分で考えて動く場面があると「やらされている」という感覚が薄れ、当事者意識を持って参加できます。発言や行動が求められる設計にすることが、主体性を引き出す第一歩です。
ほかの参加者と交流できる
ほかの参加者と協力しながら進める点も、面白さを左右します。ひとりで完結する内容より、チームで意見を出し合い、ひとつの成果を目指す内容のほうが、楽しい時間を共有できます。
意見を交わす過程では、考え方や価値観の違いにも気づけます。互いの意見を尊重しながら結論を出すプロセス自体が、チームで取り組む面白さにつながります。リーダーシップや情報を整理する力が身につくことがある点も利点です。
ゲーム感覚で取り組める
制限時間、明確なルール、チーム対抗の勝敗、得点や順位の発表といったゲームの要素があると、参加者は夢中になって取り組めます。ミッションをクリアしたときの達成感も、面白さにつながります。
ただし、緊張をほぐすことが目的のアイスブレイクを除き、楽しいだけで終わらせないよう、学んでほしいことを明確にしておく必要があります。ワークのあとにチームでフィードバックし合うと、学びの定着にも役立ちます。
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まずはアイスブレイクに面白い要素を取り入れてみよう
研修全体を大きく変えるのが難しくても、冒頭のアイスブレイクは取り入れやすい方法です。アイスブレイクとは、場の緊張をほぐし、参加者同士の交流を促すための短時間でできるアクティビティを指します。初対面の人が集まる場では、最初に面白い要素を入れると、発言しやすい雰囲気を作れます。
自己紹介ワーク
氏名と出身地を発表するだけの自己紹介では、印象に残りにくいものです。講師が趣味や好きなことなどのお題を示し、それに沿って話す形式にすると、人柄が伝わりやすくなります。
2人1組になり、話し手は時間いっぱい話し続け、聞き手は最後まで聞き続けるルールにすると、傾聴の姿勢も学べます。
共通点探しゲーム
チームで制限時間内に、メンバー全員に当てはまる共通点をできるだけ多く見つけるゲームです。4人前後のチームを作り、1人1分ずつ自己紹介をしたあと、10分ほどで共通点を書き出します。最後に、最もユニークな共通点をひとつ選んで発表します。所要時間は全体で20分ほどが目安です。
お互いに質問し合うため、ヒアリング力が鍛えられる効果も期待できます。共通点が多い相手には親しみを感じやすく、緊張がほぐれて距離が縮まるのも利点です。過去に最も多かった共通点の数を伝えると、チームの意気込みも高まるでしょう。
Good and New
24時間以内にあった「よかったこと(Good)」と「新しい発見(New)」を、ひとりずつ発表するワークです。発表が終わるたびに、ほかのメンバーが拍手で受け止めます。
話を聞くと、何を楽しいと感じるのか、何に興味があるのかといった価値観が見えてきます。前向きな話題から始まるため、場の雰囲気も明るくなります。全体で5~10分ほどで実施できる手軽さも魅力です。
出発点ゲーム
10〜15人ほどで行う、体を動かすゲームです。一般的には震源地ゲームとも呼ばれます。鬼役をひとり決め、残りのメンバーは鬼を囲んで円になって座ります。鬼が目を閉じている間に、動作を指示する出発点役を決めます。
ゲームが始まると、出発点役は手をたたく、ジャンプするなど、動作を次々に変え、全員がその動きをまねします。鬼は出発点役を見つけ出せれば交代です。言葉を使わずに動きをそろえるため一体感が生まれ、鬼役は観察力も養われます。所要時間は10~20分ほどです。
新入社員研修の面白いアイデア5選
アイスブレイクが短時間で緊張をほぐす取り組みなのに対し、ここで紹介する5つのアイデアは、一定の時間を確保して、コミュニケーション力やチームワークなどの学びにつなげる本格的な研修ワークです。振り返りまで含めると、1時間以上かかるものもあります。自社の実施目的に合った取り組みを考える際の参考にしてください。
コンセンサスゲーム
課題についてチームで話し合い、全員が納得する結論を出すゲームです。多数決は使えず、意見が分かれたときは議論を重ねます。個人で考える時間を設けたあと、チームで話し合い、結論と理由を発表する流れで進みます。所要時間は全体で30分~1時間ほどが目安です。
ゲームには、大きく2つのタイプがあります。
ひとつは、模範解答があるタイプです。月面に不時着した設定で、15個のアイテムに優先順位をつけます。個人の結論とチームの結論を模範解答と比べることで、チームで話し合う効果や、論理的に考える大切さに気づけるでしょう。
もうひとつは、無人島での出来事を題材に登場人物の行動について話し合う、答えのないタイプです。互いの価値観の違いを知り、相互理解を深める効果が期待できます。
条件プレゼン
チームに3つのキーワードを提示し、すべての言葉を盛り込んだストーリーを考え、発表させるワークです。1チーム4~5人で取り組みます。キーワードには「海・会議・レシピ」のように、一見すると関連性のない言葉を選ぶと、自由な発想を引き出しやすくなります。
チーム内でストーリーの内容を話し合い、発表の準備を進めます。全チームの発表が終わったら、最も面白いと思ったチームに投票しましょう。準備から発表まで、所要時間は60~90分程度が目安です。
このワークでは、複数のキーワードを組み合わせてアイデアを生み出す発想力や、聞き手に伝わるストーリーを組み立てる構成力、表現力を養えます。また、チームで意見を出し合い、役割分担や考えの違いを調整する過程を通じて、協調性やコミュニケーション力を育む機会にもなるでしょう。
寸劇・即興劇
営業の場面や職場の課題、将来の職場の姿などをテーマに、役になりきって演じさせるワークです。台本を用意せず、即興で相手とやりとりしながら進める形式もあります。
実際に演じると、頭で理解していた内容とのずれに気づけます。相手役を経験すると、相手の立場で考えやすくなり、自分の話し方を客観的に見直すきっかけにもなるでしょう。
営業の場面を演じれば、セールストークや対話力を磨き、実践的なコミュニケーション力を身につけることにもつながります。即興で演じる場合は、予想外のことへとっさに対応する力も鍛えられます。
謎解きゲーム
チームで協力して暗号やミッションを解き明かし、制限時間内のクリアを目指します。3~5人ほどのチームで、30分程度のものが目安です。ビデオ通話を使い、オンラインで行うタイプもあります。
謎を解くには、手がかりの共有、役割分担、時間配分が欠かせません。仕事の進め方に通じる要素を体感でき、チームワークやリーダーシップへの理解が深まるでしょう。謎の内容をビジネスマナーや企業理念のクイズにすれば、知識の定着にもつながります。
ペーパータワー
A4のコピー用紙だけを使い、チームで自立するタワーを作らせ、その高さを競うワークです。1チーム5人前後で、用紙は30枚を目安にします。紙は切っても折ってもかまいませんが、紙以外で補強することはできません。
進め方は、作戦タイム5分、組み立て5分、高さの計測、振り返りの順です。同じチームで2回戦を行うと、1回目の反省を2回目に生かせるため、計画・実行・評価・改善のサイクルを体験できます。
実際にあった!面白い新入社員研修の企業事例3選
実在の企業では、さらにユニークな新入社員研修も行われています。3つの取り組みと、背景にあるねらいを紹介します。
ユニークな企画は参考になる一方、準備や運営の負担が大きく、同じ形で再現するのは簡単ではありません。実例をもとに、自社でも応用できるかを考えてみましょう。自社での再現が難しい場合は、コンセンサスゲームやマナーの○×クイズなど、外部研修で取り入れやすい体験型ワークもあります。
「ダーツの旅」で経営層との距離を縮める
ある企業では、入社直後の新入社員が日本地図に向かってダーツを投げ、矢が刺さった地域に、社長と一緒に研修旅行に出かける取り組みを行っています。入社早期から経営層と直接交流できる、ユニークな研修事例です。
ねらいは、社長と密にコミュニケーションを取り、上司や先輩にも自分の意見をはっきり伝えられるようになることです。創業時のエピソードを直接聞けるため、会社への理解も深まります。旅先のハプニングは、判断力を養う機会にもなるでしょう。
自社で行う場合は、役員とのランチや、役員が同行するフィールドワークに置き換える方法もあります。
漫才研修で伝える力を鍛える
新入社員同士がコンビを組み、漫才を作って披露する研修です。プロの放送作家から漫才の構成やネタ作りを学び、芸人の映像作品なども参考にしながら取り組みます。
漫才の台本作りでは、起承転結を意識しながら、観客の興味を引く導入や笑いを生む展開、締めくくりまでを組み立てます。この過程で身につく構成力は、プレゼンテーションにも役立ちます。また、話す間合いや相手の反応に応じた伝え方を学ぶ機会にもなり、営業などで求められるコミュニケーション力の向上も期待できるでしょう。
しょうゆ作り研修でチームの一体感を育む
ある印刷会社では、近隣のしょうゆ製造会社の協力を得て、新入社員がチームでオリジナルの味のしょうゆを作ります。味の調整に加えて、商品らしいパッケージデザインまで考えます。
チームで意見を出し合い、納得できる味やデザインを目指して試行錯誤することで、協力して目標を達成する経験が得られます。こうした共同作業は、メンバー同士の相互理解を深め、チームの一体感を育むきっかけになるでしょう。また、味の企画からパッケージの制作までを一貫して体験できるため、商品作りの流れを学ぶ機会にもなります。
面白い新入社員研修を企画・実施する際の注意点
面白い研修は「楽しかった」だけで終わると意味が薄れてしまいます。企画から実施、実施後までの注意点を3つ紹介します。
面白さや満足度ばかりを追求しないようにする
面白さは研修の効果を高める手段であり、目的ではありません。満足度が高くても、効果が高いとは限らないからです。
新入社員研修の準備の段階で、研修がどのような課題を解決し、どのような目標を達成するためのものかを明確にすることが大切です。そのうえで目的に合うワークを選び、取り入れるようにしましょう。
面白さを優先しすぎると、基本となる知識のインプットが不足しがちです。時間が足りない場合は、事前にオンライン学習で知識を学んでもらい、当日はグループワークに充てると効率的です。
取り組みを実施する目的を参加者と共有する
ワークを始める前に「何のために行うのか」「何に気づいてほしいのか」を参加者に伝えましょう。目的がわからないまま取り組むと、ゲームをすること自体が目的になり、緊張をほぐす、交流を促す、学びを深めるといった効果が薄れてしまいます。
ワークの最中にも、講師が目的に立ち返るよう声をかけると、参加者は気づきを意識しながら取り組めるでしょう。
研修後のフォローアップも欠かさず行う
ワークが終わった直後に、気づいたことや学んだことを言葉にする振り返りの時間を設けます。グループでの発表や、学びを一言でまとめるアウトプットが効果的です。
さらに、研修で学んだ内容を実践できているかを、数か月後のフォローアップ研修で確認すると、定着しやすくなります。次の課題を設定すれば、継続的な実践につながりやすくなるでしょう。
まとめ
新入社員研修に面白い要素を取り入れると、受講者の主体性を引き出し、学習意欲や知識の定着を促せます。また、チームで協力して課題に取り組むワークは、同期同士の交流を深め、一体感を育むきっかけにもなります。ただし、楽しさだけを重視するのではなく、研修本来の目的に沿った内容を設計することが大切です。
一方で、楽しさと学びを両立させたプログラムを自社だけで企画・運営するには、ノウハウや人員が必要です。効果的な研修を実施したい場合は、外部の研修サービスを活用する方法も検討してみましょう。
株式会社採用総研では、新卒採用から入社後の研修までを一気通貫で支援しています。新入社員集合研修では、グループディスカッションや体験型ワークを中心に、受講者が自ら考え、チームで意見を交わしながら学べるプログラムを提供しています。毎年、新入社員の傾向や時代の変化を踏まえて研修内容を見直している点も特徴です。
新入社員の主体的な学びを促し、研修への意欲を高めたいとお考えの方は、ぜひ株式会社採用総研にご相談ください。貴社の育成方針や課題に合わせて、研修内容の検討から実施後のフォローまでサポートします。
新入社員が主体的に学び、楽しみながら成長できる研修をご検討中の方は、ぜひこちらのフォームよりお問い合わせください。
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