求める人物像の必要性と作り方Part.2~作り方は一つじゃない!~
パート2の記事では、実際に求める人物像を作る時の作り方についてまとめたいと思います。
・作り方が分からない。
・既に作っているが、見直していきたい。
・他に求める人物像の作り方はないの?
といったお悩みお答えしていきたいと思います。
*パート1はこちらから
目次[非表示]
- 1.求める人物像を作るにあたって
- 2.求める人物像を実際に作る
- 2.1.必要な能力・スキルから作成していく
- 2.2.貴社の将来ビジョンから逆算する
- 2.3.現在活躍している社員から作る
- 3.まとめ
求める人物像を作るにあたって
まず作る前にお伝えしておかないといけないことは、ターゲットとペルソナの違いについてです。
「ターゲット」と「ペルソナ」言葉では聞かれたことがあるのではないでしょうか?
簡単にご説明すると、求める人物像などを、どこまで細かく設定するかの違いです。
例えば・・・
ターゲットは・・・関西在住、関西私大B、体育会系、男性、リーダーシップがある、地頭がいい
ペルソナは・・・大阪市内在住、近畿大学、野球部、キャプテンの経験あり、商社のインターンシップに参加している、数学が得意、土日休み希望で、社会人になってからも野球を続ける意思がある
上記のように、ターゲットはざっくりとしており、少し抽象度が高いイメージです。
ペルソナとターゲットの違いに関して詳しくは下記の記事をご覧ください。
求める人物像を実際に作る
ここからは、実際に求める人物像を作るフェーズに入ります。
求める人物像の作り方は1つではありません。
様々な作り方がありますが、今回は代表的な3つをご紹介します。
今回のご紹介するやり方も独立しているわけではなく、組み合わせるなどしながら作成いただくと良いかと思います。
必要な能力・スキルから作成していく
中途採用でよく使われる手法です。
具体的にこんな経験が必要、こんなスキルが必要という、必要な能力やスキルをピックアップし、そこから求める人物像を作成していくやり方です。
その際に気を付けていただきたいのは、ただ必要な能力やスキルだけを挙げていくと、「こんな人いないでしょ?」というような理想の高い求める人物像になってしまうことが多いです。
ですので、
・必須で必要な能力(Must)
・あったらいいなの能力(Want)
・これがあるとマイナス(Negative)
の3つの項目に分け、優先度を付けたり、
必要な能力に反する能力でこれがあるとマイナスという側面を明確化していきます。
下記に、新卒採用での事例を記載しますので、参考にしてみてください。
貴社の将来ビジョンから逆算する
このやり方は、細かい具体的な求める人物像を明確化するというより、求める人物像の方向性、全体像を決める方法として使っていただけると良いと思います。
例えば、
「社内でDXを進めていきたい」→「IT系の知識がある人を採用」
「飲食店で店舗数を増やしていく」→「マネジメント・数字に強い」
「商品開発に力を入れたい」→「食品系の知識がある人」
といった感じで、貴社が今後どのように事業を発展させていくのかという視点から、求める人物像を固めていく方法です。
現在活躍している社員から作る
このやり方は、現在貴社で活躍されている方に共通する能力をピックアップし、そこから求める人物像に落とし込んでいくやり方です。
よく実施されるのは、活躍している社員の方複数名に適性検査の受検してもらい、そこから共通する項目をあぶり出すことが多いです。
その時に気になるのは、「どんな適性検査がいいの?」という部分ではないでしょうか?
おススメは、何かに特化したものではなく、パーソナリティーやストレス耐性、興味志向など、満遍なく出てくる適性検査が良いと思います。
ご案内にはなりますが、当社で扱っている適性検査のご案内ページもリンクさせていただきます。この中であれば、CUBICという適性検査は、受検者の方を比較分析ができ、求める人物像の明確化には使いやすいと思います!
CUBICの比較分析例
まとめ
求める人物像を作る際は、パート1でお伝えした注意事項を意識していただきつつ、1つの作り方だけで作ってしまうのではなく、複数の作り方を組み合わせ、様々な視点から徐々に具体化していくと、より精度の高い求める人物像になっていくかと思います!
パート3では、実際に作った求める人物像を採用にどのように活かしていくかという点についてお伝えしていきたいと思いますので、合わせてご覧いただけますと幸いです。
*パート1はこちらから
*こちらから新卒採用に関するお役立ち資料もダウンロードしていただけます!