catch-img

なぜInstagramのリール動画をYouTube Shortsに転用すべきなのか?AI検索時代の資産化戦略

「Instagramのリール動画、せっかく作ったのにもったいない……」。 もし貴社が、すでにInstagramで素晴らしい採用動画を発信しているなら、この記事は貴社のためのものです。

本記事では、動画を「フォロワーだけの楽しみ」で終わらせず、AI検索を通じて世界中の求職者に届けるための「資産化(アーカイブ)」戦略について、約3分で解説します。


目次[非表示]

  1. 1.InstagramとYouTube Shorts、採用AEOにおいてどちらが有利なのか?
  2. 2.Z世代の求職者は、ショート動画を見た後にどのような検索行動をとるのか?
  3. 3.既存の動画をYouTube Shortsに転用するだけで、どのようなAEO効果があるのか?
  4. 4.結論:採用担当者は動画資産をどう管理すべきか?
  5. 5.【NEXT STEP】

InstagramとYouTube Shorts、採用AEOにおいてどちらが有利なのか?

結論として、AEO(AI検索最適化)の観点では「YouTube Shorts」が圧倒的に有利です。 InstagramはAIが侵入しにくい「閉じた庭」であるのに対し、YouTubeはGoogle検索のインデックス対象となる「開かれた広場(Open Web)」だからです。

採用広報においてInstagramは世界観の醸成に優秀なツールですが、技術的な視点では以下の決定的な違いがあります。

  • Instagram(Walled Garden / 会員制クラブ): ログインが前提のSNS。中の熱量は高いですが、GoogleやAI(ChatGPT/Gemini)のクローラーが壁を越えて中身を詳細に読み取ることは困難です。

  • YouTube Shorts(Open Web / 公共の広場): Web上に公開されており、検索エンジンのインデックス対象です。動画内の音声やメタデータがAIに学習され、会員以外(検索ユーザー)にも情報が届きます。

私が提案したいのは、Instagramを辞めることではありません。「Instagramで作った素晴らしいクリエイティブを、YouTubeという広場にも展示(転用)する」というマルチプラットフォーム戦略です。


Z世代の求職者は、ショート動画を見た後にどのような検索行動をとるのか?

Z世代は、Instagram等の「直感(Reels)」で興味を持った後、必ずAIやWeb検索で「冷静な検証(Search)」を行います。 その際、検索結果やAIの回答として貴社の動画が出てこなければ、大きな機会損失となります。

ここで、私のコンサルタントとしての想いを共有させてください。 多くの企業が多大な労力をかけ、社員の笑顔や現場のリアリティを切り取っています。そこには確かな「熱」があります。しかし、その動画がInstagramの中に閉じ込められている限り、「社名 + 雰囲気」などで検索している慎重な求職者の目には触れません。

貴社のInstagramには、すでに「宝の山」があります。新しく動画を作り直す必要はありません。今ある「縦型動画」のデータを、YouTube Shortsという「AIが読める場所」に置く。たったそれだけで、過去の動画が「消費されるコンテンツ」から「検索され続ける資産」へと生まれ変わるのです。


既存の動画をYouTube Shortsに転用するだけで、どのようなAEO効果があるのか?

YouTubeはGoogle傘下であるため、転用するだけで「検索流入の拡大」「音声のテキスト化」「動線設計」という3つの技術的メリットが得られます。 具体的なAEO効果は以下の通りです。

  1. Google検索エコシステムへの接続: 同じ動画でもYouTube Shortsにアップロードすることで、Googleの検索結果(ショート動画枠)やGeminiの回答ソースに表示される確率が格段に上がります。

  2. 「音声」の自動テキスト化と学習: Instagramでは「音」として消費されていたナレーションや社員の声が、YouTubeでは自動字幕生成技術により「テキストデータ」として処理されます。これにより、AIが動画の内容(社風や制度の魅力)を深く理解し、回答として引用できるようになります。

  3. 「関連動画」による動線設計: YouTube Shorts独自の機能として、画面上に「関連動画(長尺動画)」へのリンクを設置できます。「Shortsで興味を惹き、ワンタップで詳細な会社説明へ誘導する」。このシームレスな接続は、Instagram単体では構築しにくい導線です。


結論:採用担当者は動画資産をどう管理すべきか?

Instagramは「ファンを温める場所」、YouTube Shortsは「新しい出会い(検索)を作る場所」として使い分けてください。 それぞれの得意分野は異なります。だからこそ、一つの動画を両方の場所に展開する「マルチプラットフォーム戦略」が、今の最適解なのです。

貴社のスマートフォンの中に眠っているその動画ファイル、次はYouTubeにもアップロードしてみませんか? それが、AI時代の採用活動における「最初の一手」となります。


【NEXT STEP】

「インスタの動画をそのままYouTubeに載せていいの?」「AI検索にヒットさせるためのタイトル設定は?」 既存の動画資産を最大限に活かすための戦略について、専門家の視点でアドバイスいたします。
まずはお気軽にお問い合わせください。

【採用総研へのお問い合わせ】

【参考資料:採用動画「資産化」の教科書】

【AEOサービスについてはこちら:新卒採用×AEOサービス企画書Ver.1.0】


宮本一平
宮本一平
2014年入社。営業マネージャー。企業の採用・教育に対して戦略的・包括的サポートを行う。採用においては、トレンドに合わせて採用難度の高い「機電系」特化の大量採用の採用フロー設計やコンテンツ設計を担当し、また設立間もない「ベンチャー企業」の採用戦略設計や実務運用フォローアップなども行う。教育においては、セールスだけでなく講師も兼任し、企業ニーズに合わせたプログラム設計から、階層別研修の全体設計までトータルプロデュース。戦略的人事コンサルタントとして、採用・教育ノウハウをクライアントに還元すべく、セールスフィールドにいることをモットーとしている。プライベートでは、看護師の妻を持ち、2人の男の子の父親で、自らが外遊び大好き「全力少年」。

\ いつでも視聴可能 /
見逃し配信セミナーはこちら



\ 人気記事ランキング /


\ ダウンロード可能 /
お役立ち資料


お役立ち情報を
定期的にお届けします!


icon_twitter
icon_facebook
pmark
株式会社採用総研は 2014年11月に一般財団法人 日本情報経済社会推進協会
(JIPDEC)より、「プライバシーマーク」の認証を取得しました。
pagetop