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【福祉系採用】内定辞退に泣かないために。OfferBoxで始める、学生の本音を引き出す「対話型」採用の極意

この記事を読んでほしい方

  • 社会福祉法人・医療法人などで新卒採用を担当されており、OfferBoxを始めたばかりの方

  • 「内定を出しても辞退されてしまう」「学生との距離の縮め方がわからない」とお悩みの方

  • 学生とじっくり向き合う「個別面談」の設計方法を知りたい施設長・事務局の方

所要時間:約6分

日々の採用活動、そして施設運営、本当にお疲れ様です。

ご利用者様の生活を支えながら、法人の未来を担う新しい仲間を探すことの大変さは、言葉では言い尽くせないものだと思います。いつも本当にありがとうございます。

採用担当者様にとって、一番心が痛む瞬間。それはやはり、手塩にかけて口説いた学生からの「内定辞退」の連絡ではないでしょうか。

「あんなに雰囲気良かったのに…」

「現場のスタッフも楽しみにしていたのに…」

特に福祉業界を目指す学生は、真面目で優しい方が多いため、「期待に応えたい」という一心で、面接では本音(迷い)を隠してしまうことがあります。その結果、最後の最後で「実は…」と辞退になってしまうのです。

しかし、OfferBoxを活用すれば、この悲しいミスマッチを「最初の出会い」の段階で防ぐことができます。

今回は、内定辞退率を激減させるための、OfferBox流「面談設計(学生との向き合い方)」について優しく解説します。

目次[非表示]

  1. 1.1. 【原因】なぜ辞退される?それは「後出しジャンケン」だからかも
  2. 2.2. 【初回接点】「面接」ではなく「カジュアル面談」から始めよう
  3. 3.3. 【面談の中身】「不安」を引き出すには、まず「自分の話」から
  4. 4.4. 【現場連携】「リアル」を見せて、入社後のギャップをなくす
  5. 5.5. 【リソース管理】「対話」の時間を作るために、プロを頼る
  6. 6.まとめ:内定辞退は「防げるミスマッチ」。最初の出会いを変えよう

1. 【原因】なぜ辞退される?それは「後出しジャンケン」だからかも

まず、なぜ内定辞退が起きるのかを考えてみましょう。

多くの場合、その原因は「入社を決める直前になって、初めて知った事実(不安)」にあります。

  • 「実は夜勤の回数が思っていたより多い」

  • 「現場の雰囲気が、説明会で聞いた話と少し違う」

  • 「親に反対されたが、それを相談できなかった」

従来の一斉選考(ナビサイト経由)では、どうしても企業側は「良い顔」を見せがちになり、学生も「受かりたい」一心で不安を飲み込みます。お互いに仮面を被ったまま進み、最後に仮面を外した瞬間に「あれ、違うな」となる。これがミスマッチの正体です。

OfferBoxを使った採用のゴールは、「内定を出すこと」ではありません。

「最初からお互いに仮面を外し、納得して握手すること」です。

そのためには、最初の接点から「選考(ジャッジ)」をするのではなく、「相互理解(マッチング)」に徹する必要があります。

2. 【初回接点】「面接」ではなく「カジュアル面談」から始めよう

OfferBoxでオファー承認が返ってきたら、いきなり「一次面接」を設定していませんか?

実はこれが、ミスマッチの入り口です。

学生はまだ、あなたの法人に少し興味を持っただけ。志望動機なんて固まっていません。

そこで導入していただきたいのが、合否をつけない「カジュアル面談(1on1)」です。

▼ カジュアル面談の3つのルール

  1. 評価シートは持たない: 「見極めよう」とする空気は学生に伝わります。まずは「知ろう」としてください。

  2. スーツではなく私服でOK: 学生にも「リラックスして話したいので、私服で来てください(オンラインなら画面オンで)」と伝えます。

  3. 目的は「なぜオファーしたか」を伝えること: 「あなたのプロフィールの〇〇に感動して、どうしても話してみたかったんです」という熱意を伝える場にします。

このワンクッションがあるだけで、学生は「ここは私を評価する怖い場所ではなく、私の話を聞いてくれる場所なんだ」と安心し、心を開いてくれるようになります。

3. 【面談の中身】「不安」を引き出すには、まず「自分の話」から

カジュアル面談で学生の本音(福祉の仕事への不安や、就活の迷い)を引き出すには、テクニックがあります。

それは、「担当者自身が、まず自己開示をする(自分の弱みや想いを話す)」ことです。

学生に「不安なことはある?」といきなり聞いても、「ありません(大丈夫です)」と答えてしまうのが普通です。

まずは担当者様から、心を開いてみてください。

▼ 自己開示のトーク例

「実は私も、未経験でこの業界に入ったときは、夜勤が不安で仕方なかったんです。生活リズムが崩れるんじゃないかって。〇〇さんは、働き方で気になってることとかないですか?」

「うちの施設、建物はちょっと古いんだけど(笑)、中の人間関係だけは本当に自慢なんです。〇〇さんが施設選びで『これだけは譲れない』って思うこと、ぶっちゃけて教えてくれませんか?」

「私もそうだったよ」「うちはここは弱いけど、ここは強いよ」

そうやって大人が先に鎧を脱ぐことで、学生も「実は…」と本音(=のちの内定辞退の種)を話してくれるようになります。ここで不安を解消できれば、その学生との絆は非常に強固なものになります。

4. 【現場連携】「リアル」を見せて、入社後のギャップをなくす

担当者との面談で意向が上がったら、次は「現場」の出番です。

福祉の仕事は現場がすべて。ここで嘘をついてはいけません。

内定辞退や早期離職の最大の原因は「リアリティ・ショック(想像と現実のギャップ)」です。

これを防ぐために、選考の途中で必ず以下の機会を設けましょう。

  • 若手職員との座談会:
    採用担当者がいない席で、年齢の近い職員と話す場を作ります。「ぶっちゃけ、大変なことって何ですか?」「休みの日は何してますか?」と気軽に質問できる環境を用意します。

  • 施設見学・職場体験:
    綺麗な応接室だけでなく、実際のフロアの空気、匂い、音を感じてもらいます。利用者様とスタッフのやり取りを見てもらうことが、一番の説得材料です。

「大変なこともある。でも、それ以上にこの瞬間が嬉しい」

現場の職員から語られるその「リアルな言葉」こそが、学生の覚悟を固め、入社への意志を「本物」にします。

5. 【リソース管理】「対話」の時間を作るために、プロを頼る

ここまで読んで、「一人ひとりとそんなにじっくり向き合う時間はない…」と思われたかもしれません。

その通りです。現場と兼務されている担当者様にとって、時間は最も貴重な資源です。

しかし、「対話」を省いて効率化すると、結果的に内定辞退が増え、採用活動は振り出しに戻ってしまいます。

「対話(面談)」の質は落とさず、「準備(事務作業)」を効率化するのが正解です。

当社では、忙しい皆様をサポートする以下のサービスを展開しています。

  • スカウト運用代行:
    ターゲット学生の検索、オファー送信、日程調整といった「会うまでの工数」をプロが代行します。

  • AIスカウト活用:
    貴法人の採用要件にマッチする学生をAIが自動でピックアップ。抜け漏れなくアプローチできます。

  • 採用代行(RPO):
    カジュアル面談の一部や、学生へのフォロー連絡をプロの採用担当者が代行し、貴法人のファンを増やします。

「会うこと」に全力を注ぐために、「探すこと」はプロに任せる。

この役割分担が、忙しい福祉の現場で採用成功を掴むための鍵です。


まとめ:内定辞退は「防げるミスマッチ」。最初の出会いを変えよう

OfferBoxを使った採用活動の醍醐味は、「条件」ではなく「人」でつながれることです。

内定辞退は、学生のせいでも、御社の魅力不足のせいでもありません。

ただ、「お互いの本音をすり合わせる時間」が足りなかっただけかもしれません。

  • いきなり面接をせず、「カジュアル面談」で心を通わせる。

  • 担当者が自己開示し、学生の「不安」を受け止める。

  • 現場のリアルを見せて、納得して選んでもらう。

このステップを踏めば、内定辞退率は驚くほど下がります。

そして何より、そうして入社してくれた学生は、長く活躍してくれる大切な仲間になるはずです。

「カジュアル面談で何を話せばいいか、トークスクリプトを作りたい」

「現場を巻き込むためのフローを一緒に考えてほしい」

「忙しいので、スカウト送信や日程調整などの運用をお願いしたい」

そのようにお考えの採用担当者様は、ぜひ一度私たちにご相談ください。

貴法人の温かい魅力を学生に届け、相思相愛の採用を実現するお手伝いをさせていただきます。


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宮本一平
宮本一平
2014年入社。営業マネージャー。企業の採用・教育に対して戦略的・包括的サポートを行う。採用においては、トレンドに合わせて採用難度の高い「機電系」特化の大量採用の採用フロー設計やコンテンツ設計を担当し、また設立間もない「ベンチャー企業」の採用戦略設計や実務運用フォローアップなども行う。教育においては、セールスだけでなく講師も兼任し、企業ニーズに合わせたプログラム設計から、階層別研修の全体設計までトータルプロデュース。戦略的人事コンサルタントとして、採用・教育ノウハウをクライアントに還元すべく、セールスフィールドにいることをモットーとしている。プライベートでは、看護師の妻を持ち、2人の男の子の父親で、自らが外遊び大好き「全力少年」。

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