
28卒・母集団形成チャネルの選び方:理系特化ナビ vs 大手ナビの予算配分シミュレーションと「応募者体験」向上戦略
2026年2月。28卒(現・大学2年生)向けのサマーインターンシップ広報に向けた準備が、いよいよ本格化する時期となりました。
すでに半数ほどの企業様が来期の予算配分や媒体選定を終えられている頃かと思います。
しかし、日々多くの企業様をご支援する中で、私たちが直面している一つの厳しい現実があります。それは少子化と求人増により、「昨年と全く同じ予算・手法のままでは、現状維持すら難しくなっている(昨年の125%の労力が必要な時代)」ということです。
本記事では、ターゲット(文系・理系)の変化に合わせた「媒体の予算配分シミュレーション」と、予算確定後でも間に合う「応募者体験(CX)」の向上策について解説します。
【この記事の要約】
自己診断: 「内定承諾者がいつエントリーしたか」を把握せずに広報時期を決めている企業が多い。
シミュレーション: ターゲットに合わせて、「大手ナビ(マス)」と「特化型ナビ・DR(ピンポイント)」の予算ポートフォリオを柔軟に組み替える視点が重要。
結論: 予算が確定していても、「運用(先回りのフォローなど学生一人ひとりへの個別対応)」の質を高めることで、限られた母集団からの歩留まりは劇的に向上する。
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【自己診断】あなたの会社の「採用の健康状態」は?
今年の採用戦略を進める前に、以下の3つの項目のうち、貴社に当てはまるものがないかチェックしてみてください。
☑ 今年のターゲット(理系など)を変えたのに、媒体の契約内容は「昨年と同じ」まま更新した
☑ 昨年の「内定承諾者(入社予定者)」が、初めにいつ・どの媒体からエントリーしてきたか、即答できない
☑ 学生からのよくある質問に対し、面接等で聞かれるまで答えておらず、事前のフォローができていない
もし1つでも当てはまった場合、貴社の採用予算は「本来出会えるはずの優秀な学生」を取りこぼしている可能性があります。
ターゲットを変えたのに、媒体が「昨年のまま」になっていませんか?
A. 理系学生と文系学生では、就活で「泳いでいる池」が異なります。
総合型の大手ナビサイトは、圧倒的な登録学生数を誇る素晴らしいツールです。しかし、「今年は理系(情報工学や機電系)を強化したい」と考えた時、大手ナビサイトのオプションを増やすだけでは、期待する効果が得られないことがあります。
文系学生の動き: 大手ナビサイトで一括検索し、幅広くプレエントリーする傾向。
理系学生の動き: 研究で忙しいため、「理系特化型ナビ」で効率よく探すか、企業からの「スカウト(DR)」を待つ傾向。
ターゲットを変えたのであれば、アプローチする「チャネル(媒体)」の比重も柔軟に変えていく必要があります。仮想の予算(年間300万円)でのシミュレーションを見てみましょう。
【Before】昨年までの配分(文系営業職メイン)
大手総合ナビサイト(基本掲載+上位オプション):250万円
合同企業説明会(リアルイベント):50万円
効果: 文系の母集団は十分に集まり、採用単価も適正。
【After】今年の配分(理系エンジニアの採用を強化したい場合)
大手総合ナビサイト(基本プランのみにスリム化):100万円
理系特化型ナビ(またはIT特化型ナビ):100万円
理系向けダイレクトリクルーティング(DR)ツール:100万円
大手ナビにかけていた上位オプションの費用を見直し、その分を「理系特化チャネル」に投資することで、文系の母集団を維持しつつ、理系学生との接触機会を最適化できます。
あなたの会社は「いつ」広報すべきか知っていますか?
A. 「内定承諾者のエントリー時期」が分からなければ、広報は空振りします。
媒体選びと同じくらい多い落とし穴が、「広報のタイミング」です。 先ほどのチェックリストにもありましたが、非常に多くの企業様が「自社の内定承諾者(最終的に入社してくれた層)が、初めにいつエントリーしてきたか」を把握していません。
「とりあえず夏から動こう」「3月のナビ解禁に合わせて動こう」と感覚で決めていませんか?
もし、過去の優秀な内定承諾者が「秋のインターン経由」に集中していたのなら、夏の広報に予算を全振りするのは悪手です。自社の「勝ちパターンの時期」をデータとして把握し、そこに予算と労力を投下することが、採用成功への最短ルートです。
すでに予算が決まっている企業様へ。「CX向上」の裏技
A. 「先回りの情報提供」が、学生の心を惹きつけます。
「理屈は分かるが、もう今年の予算配分は確定してしまった…」
ご安心ください。予算が決まった後でも、採用成果(歩留まり)を大きく変える方法があります。それが「応募者体験(CX)を向上させる運用」です。
複数の採用ツールが乱立する今、ツールの機能以上に「学生のスマホ画面にどう映っているか」「どう寄り添うか」という運用面の質が問われています。
私たち採用総研が、お客様の運用代行(RPO)をご支援する中で、特に学生から高く評価されている「泥臭い工夫」があります。
それは、「学生から出るであろう質問や不安を先回りして聞き出し、サンクスメールや予約確認メールに記載しておくこと」です。
普通の運用: 「〇月〇日の面接予約を承りました。当日はよろしくお願いします。」
採用総研の運用(CX向上): 「〇月〇日のご予約ありがとうございます。よく学生さんから『プログラミング未経験でも大丈夫ですか?』とご質問をいただきますが、入社後の研修でしっかりサポートしますのでご安心くださいね! お会いできるのを楽しみにしています。」
この「たった数行の先回り」があるだけで、学生は「この会社は自分の不安を分かってくれている」と強く安心し、説明会や面接への参加率(歩留まり)が劇的に改善します。
【採用総研のご支援事例】
ある企業様では、大手ナビに頼りきりだった状態から「媒体ポートフォリオの最適化」と「学生に寄り添う個別対応(運用代行)」をセットで導入した結果、前年と同じ予算のまま、ターゲット層の面接移行率が大幅に向上し、採用目標をクリアすることができました。(その他の採用成功事例はこちら)
28卒の夏が来る前に。プロと一緒に「運用」を見直しませんか?
2026年2月。28卒の学生が本格的に動き出す「夏」に向けて、運用体制を整える最後のチャンスが今です。
「ターゲットに合った媒体の組み合わせが、これで良かったのかセカンドオピニオンが欲しい」
「学生に寄り添った対応(CX向上)をしたいが、人事のマンパワーがどうしても足りない」
そのようなお悩みがございましたら、特定のツールに偏らない総合代理店の視点を持つ、株式会社採用総研にご相談ください。媒体選びから泥臭い運用面まで、同じチームの一員として全力で伴走させていただきます。
1. 「応募者体験(CX)」を向上させる運用をプロに任せる
「先回りのFAQメール」や「個別のスカウト対応」など、学生の心を掴む細やかな運用を、採用総研が貴社の人事チームに代わって実行します。
2. 自社に最適な「媒体ポートフォリオ」を相談する
「今年のターゲットに対し、今の媒体選定で無理がないか」など、フラットな視点でのアドバイスが欲しい方は、お気軽にご相談ください。
【編集後記:採用担当者様へ】
「求人は増えるのに、学生は減っていく」。採用担当者様にとっては、本当に頭の痛い時代かと思います。
しかし見方を変えれば、「一人ひとりの学生と、より深く、丁寧に向き合える時代になった」とも言えます。
媒体の力を最大限に引き出し、「さばく採用」から「惹きつける採用」へ。
その最適な方法論を、私たちが一緒に見つけ出します。








