
「オープンカンパニー」と「インターンシップ」の法対応:28卒・技術系学生を惹きつける企画の最適解
2026年を迎え、28卒(現大学2年生)をターゲットとした採用設計が始まろうとしています。
「オープン・カンパニー(タイプ1)」から母集団を形成し、選抜層を「インターンシップ(タイプ3)」へ誘導する――。この「階段設計」は、もはや多くの企業様が導入しているスタンダードな戦略かと思います。
しかし、仕組みは整っていても、肝心の「中身(コンテンツ)」で苦戦しているケースが後を絶ちません。
特に、情報工学を学ぶ学生やエンジニア志望の学生は、企業を見る目が非常にシビアです。
「プログラミング体験と書いてあったのに、ただのセミナーだった」
「現場のエンジニアと話せると期待したのに、人事の説明だけだった」
こうしたミスマッチを防ぎ、かつ現場の負担を最小限に抑えるにはどうすればいいか。
今回は、株式会社採用総研が提案する、技術志向の学生を熱狂させる「28卒向け・イベント設計」の最適解を解説します。
【この記事の要約】
課題: 多くの企業が「タイプ1→3」の動線を作っているが、タイプ1の内容が薄く、技術志向の学生が離脱している。
学生心理: 彼らは「技術」に触れたい。人事担当者の話も重要だが、それ以上に「現場の先輩」や「実際のコード」との接点を求めている。
解決策: 現場負担を抑えつつ技術力を示すには、「企業内ハッカソン」や「資格保有データの可視化」が有効。
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28卒・技術系学生が「ガッカリ」する瞬間
A. 「体験」という名ばかりの「座学」になっていませんか?
インターンシップの定義変更により、「汎用的能力活用型(タイプ3)」の実施が増えました。
しかし、学生たちの期待値コントロールに失敗している事例が散見されます。
最近の学生(26卒・27卒)へのヒアリングでは、インターン参加後にこんな不満(ガッカリ)の声が多く聞かれます。
「『プログラミング体験』とあったので応募したのに、実際は座学ばかりで、コードを書く時間はほとんどなかった」
「フィードバックが欲しかったのに、『元気があっていいね』という感想だけで、技術的なアドバイスがもらえなかった」
情報工学系の学生にとって、技術的なフィードバックがないイベントは、参加メリットが薄いと判断されます。
「可能な限り技術に触れたい」「現場の先輩社員と出会いたい」。
この純粋な欲求を満たすコンテンツを用意できるかが、勝負の分かれ目です。
とはいえ、現場は「忙しい」と断ってくる
A. 現場のKPI(評価・利益)と、採用活動のジレンマ。
人事担当者様が一番頭を悩ませるのは、現場(技術部門)の協力体制ではないでしょうか。
多忙なエンジニアにインターンへの登壇を依頼しても、このように断られることが多々あります。
「忙しくて時間がない。納期前なんだ」
「それをやって会社の利益になるの? 僕たちはコードを書くことで評価されているんだよ」
至極真っ当な意見です。現場にとって採用活動は「評価につながらないボランティア」になりがちです。
だからこそ、人事主導で「現場が協力したくなる(あるいは負担の少ない)仕組み」を作る必要があります。
解決策①:「企業内ハッカソン」という選択肢
A. 現場も楽しめる「技術イベント」にしてしまう。
現場の工数を守りつつ、学生の満足度を爆発的に高める企画として、株式会社採用総研が推奨しているのが「企業内ハッカソン」です。
これは、学生チーム(あるいは学生×社員の混成チーム)で、短期間で特定のテーマに沿った開発を行うイベントです。
単なる「業務体験」ではなく「コンテスト形式」にすることで、以下のメリットが生まれます。
学生の熱量: 「技術で競い合う」場は、エンジニア志望の学生にとって最高のアピール機会になる。
現場の関与: つきっきりの指導ではなく、「審査員」や「メンター」として関わるため、社員自身も技術的な刺激を受けられ、モチベーションが上がりやすい。
「仕事を教える」のではなく「一緒に技術で遊ぶ(競う)」。
このスタンスに変えるだけで、現場社員の協力が得やすくなるケースがあります。
解決策②:「データ」で技術力を証明する
A. 人事だけでも語れる「技術の希少性」を用意する。
ハッカソンのようなイベントが難しい場合でも、技術力をアピールする方法はあります。
それは、社内に眠っている「技術資産の可視化」です。
現場社員を毎回呼ばなくても、人事が以下のデータを語れるだけで、学生の信頼度は変わります。
有資格者データ: 「応用情報技術者」「AWS認定資格」など、具体的な資格保有者が社内に(部署に)何割いるか。
希少言語のスペシャリスト: 社内でも数人しか扱えない「希少なプログラミング言語」を扱っている社員の存在や、その開発事例。
「うちは技術力があります」と抽象的に言うのではなく、「この資格を持つ社員が〇人いて、こんなレアな言語で開発しています」とファクト(事実)を提示する。
これなら、人事担当者様だけでも十分に技術志向学生の興味を惹きつけることができます。
「法対応」と「魅力付け」を両立させるために
28卒採用は、インターンシップのルールを守りつつ、激化する技術者獲得競争を勝ち抜く必要があります。
「現場を巻き込みたいが、断られるのが怖い」「企画のマンネリ化を打破したい」とお悩みの担当者様。
株式会社採用総研は、多くの技術系企業の採用支援を行ってきました。
貴社の技術リソースを最大限に活かし、学生と現場の双方が幸せになる企画をご提案します。
1. 現場負担のない企画を診断・作成する
「ハッカソンなんて自社でできるかな?」「技術力を証明するデータがない」という担当者様へ。
貴社の状況に合わせた、実現可能なインターンシップ企画を診断・提案します。
2. インターンシップ運営のアウトソースを検討する
企画から当日の運営、学生へのフォローまで。採用総研が貴社の採用チームとして動きます。
【編集後記:採用担当者様へ】
情報工学を学ぶ学生たちは、自分の技術が社会でどう通用するかを試したがっています。
彼らに必要なのは、派手な演出よりも、「本気の技術」に触れられる機会です。
現場のエンジニアが「それなら協力するよ」と言ってくれるような、ワクワクする企画を一緒に作りましょう。








