
新卒採用事例│機電系学生の応募が3倍!自動車部品大手が「選考フロー」を全取っ替えした結果
採用競合が激化する機電系学生の獲得において、母集団の「数」以上に重要なのは、ターゲット層の「属性(質)」をいかに担保するかです。 従業員数約4,000名規模の自動車部品メーカーが、煩雑な職種別選考と役員調整の壁を、高度なATS運用とプロによる個別電話調整で突破。 説明会における機電系学生の占有率を41.0%へと引き上げ、戦略的な「質の採用」を実現したプロセスを詳述します。
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機電系採用の質を支える「緻密な設計」と「調整力」。事務作業を捨て、母集団の“属性”を変えた自動車部品大手の逆転劇
1. 「誰でもいい」ではない。機電系学生を惹きつける「属性別」アプローチの重要性
日本の製造業、とりわけ次世代モビリティへの変革期にある自動車部品業界にとって、機電系(機械・電気・電子)専攻の学生は、企業の未来を担う最重要ターゲットです。しかし、彼らは全就活生の中でも圧倒的な「売り手市場」にあり、従来の「広く浅い」母集団形成では、求めるスペックの学生にリーチすることすら困難になっています。
今回ご紹介する企業様(従業員数約4,000名)も、機電系学生を40名採用するという高い目標を掲げながら、有効なアプローチ手法を模索されていました。 課題の本質は、単なる「母集団の不足」だけではありません。専攻や志望職種が多岐にわたるため、学生一人ひとりの専門性に合わせた選考フローの提供が求められ、それが採用現場のオペレーションを限界まで圧迫していたのです。
2. 多職種採用が招く管理の複雑性。役員日程とのパズルに忙殺される人事の苦悩
機電系採用においては、学生の専門分野に合わせて面接官や選考ルートを細分化する「職種別選考」が一般的です。しかし、これが人事担当者にとっての「管理の肥大化」を招きます。
- 「予約枠」の設定ミスが許されない緊張感: 専攻ごとに異なる説明会や面接枠を、採用管理システム(ATS)上で正確に制御しなければなりません。設定を誤れば、ミスマッチやダブルブッキングを招くリスクがありました。
- 最終選考における「役員日程」の壁: 最終選考では多忙を極める役員のスケジュールを確保し、かつ研究や学会で忙しい学生の予定と擦り合わせる必要があります。この「高難度なパズル」を一人で解き続けるには、あまりにもリソースが不足していました。
「事務作業の調整だけで一日が終わってしまう」。そんな現状を打破するため、同社は単なる作業代行ではない、「システムのポテンシャルを最大限に引き出す運用スキル」と「役員調整まで完遂できる実行力」を求め、採用総研をパートナーに選定されました。
3. システムのポテンシャルを引き出し、プロの「個別電話調整」で信頼を築く
今回のプロジェクトでは、複雑な選考プロセスを論理的に整理し、以下の「3つの解決策」を軸に運用体制を再構築しました。
① 専攻・学校別に最適化された「予約枠」の設計
ATSの機能をフル活用し、学生の専攻や属性に合わせた予約枠の自動出し分け設定を行いました。
- 精緻なターゲット管理: 学生がログインした際、自分の専攻に合致した選考コースだけが表示されるよう、裏側のシステム構成を緻密に設計。これにより、学生の迷いを消し、応募の歩留まりを劇的に改善しました。
② ターゲットを絞り込んだ「戦略的DM」の策定
汎用的な文面ではなく、機電系学生の知的好奇心を刺激するメッセージを作成・代行しました。
- 文面のパーソナライズ: 「この企業は自分の専門性を正しく理解している」と感じさせる文面を設計し、狙った属性の学生を確実に説明会へと誘導しました。
③ 最終選考における「個別電話調整」の完全代行
本事例における最大の価値は、役員日程が絡む難易度の高い個別電話調整をプロが代行した点にあります。
- コンシェルジュのような対応: 役員と学生、双方の都合をヒアリングし、その場で最適解を提示。メールの往復では数日かかる調整を、電話一本で、かつ極めて丁寧なコミュニケーションによって完遂しました。これにより、学生側に「自分を大切に扱ってくれる企業だ」という強い信頼感を植え付けることに成功しました。
4. 母集団の「質」が向上。機電系占有率41.0%がもたらす組織の未来
緻密な設計と実行力の伴うアウトソーシングを導入した結果、数値面でも明らかな成果が確認されました。
- 機電系の説明会占有率:35.1% → 41.0%
- 説明会参加者数:前年比 114.5%
最も特筆すべきは、全体の参加者数を伸ばしながらも、ターゲットである「機電系学生の占有率」が約6ポイント向上したことです。これは、無差別に母集団を膨らませたのではなく、「欲しい層に、欲しいメッセージが正しく届いた」ことの証左に他なりません。
また、役員との最終選考調整までをプロに一任したことで、人事担当者は「学生一人ひとりの見極め」や「内定後の手厚いフォロー」といった、人事にしかできない本質的な業務に集中できるようになりました。
5. 結び:戦略的アウトソーシングが、人事の役割を変える
製造業の採用、特に機電系採用においては、今後ますます「調整の複雑さ」と「スピード感」の板挟みになることが予想されます。
「事務を自分たちで抱え込むこと」は、もはや美徳ではありません。むしろ、事務や調整というオペレーション領域をプロに預けることこそが、採用を成功に導くための「戦略的な投資」であると言えます。
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