
【理系採用にお困りの人事へ】知名度なしのBtoBメーカーが大手と競り勝った手法
「BtoBの宿命」ともいえる知名度不足と、職種別採用が生む「調整地獄」に悩んでいた上場機械メーカー。 理系学生一人ひとりの都合に徹底して寄り添う「専用電話回線」と、攻めの「ダイレクト動員」を組み合わせた結果、理系学生の動員率が38.7%(前年比118.9%)に向上。 最終的に目標を大きく上回る13名の内定承諾(目標達成率130%)を勝ち取った、誠実な採用DXの舞台裏を明かします。
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技術力はある。しかし「知られていない」という理系採用の壁
日本の製造業を支えるBtoBの機械メーカーにとって、優秀な理系学生の確保は、企業の競争力そのものを左右する最重要事項です。しかし、一般消費者への知名度が低いBtoB企業にとって、理系学生の母集団形成は年々その難易度を増しています。
今回ご紹介する上場機械メーカー(従業員数約400名)も、独自の技術を持ちながら、学生からの「第一想起」に入れないという課題を抱えていました。大手競合他社に埋もれ、エントリー数は伸び悩み、せっかく接点を持てた優秀な理系学生も、フォローの隙に他社へと流れてしまう。
「技術の価値を分かってくれる学生に、どうすれば届くのか」。その悩みは、単なるツールの導入だけでは解決できない根深いものでした。
課題の深掘り:職種別採用が招く「調整地獄」というリスク
さらに同社を苦しめていたのが、近年のトレンドである「職種別採用」に伴う業務負荷の増大です。
学生のキャリアイメージを具体化するために導入された職種別選考ですが、これは裏を返せば、職種ごとに異なる面接官、異なる評価基準、そして異なるスケジュールを管理することを意味します。
- 複雑極まる日程調整: 研究で忙しい理系学生と、多忙な現場エンジニアの予定を縫い合わせるパズル。
- 事務作業による機会損失: 調整に時間を取られるあまり、学生への連絡が1日遅れる。その1日が、決断の早い理系学生にとっては「不誠実」や「志望度の低下」に繋がってしまいます。
「本来、学生の良さを見極めるべき人事が、パズルのピースを合わせるだけの作業員になってしまっている」。この危機感が、改革の原動力となりました。
選定の決め手:効率化の先にある「誠実さ」を代行できるか
複数のソリューションを検討する中で、同社が株式会社採用総研をパートナーに選んだ理由は、単なるシステム提供ではなく「理系学生の心に届くアナログな熱量」を評価したからでした。
理系学生は、自分の研究内容や専門性を尊重してくれる企業を好みます。メールの自動送信だけでは伝わらない「あなたに来てほしい」という温度感。それを実現するために、採用総研が提案したのは、効率化と逆行するようにも見える「電話による徹底的な個別フォロー」でした。
「このパートナーなら、自社の技術者の想いを、学生へ誠実に繋いでくれる」。その信頼が、10名採用という高い目標への挑戦を支えました。
解決のプロセス:理系学生を「離さない」3つの具体策
今回のプロジェクトでは、複雑な工程を整理しつつ、学生一人ひとりへのホスピタリティを高める以下の3施策を徹底しました。
1. 専用電話回線による「コンシェルジュ型」日程調整
学生の細かな都合に即座に対応するため、採用総研内にクライアント専用の電話回線を設置。
- 研究優先のスケジュール対応: 実験などで予定が流動的な理系学生に対し、プロのスタッフがその場で代替案を提示。
- 心理的ハードルの払拭: 「電話一本で調整が済む」という手軽さが、多忙な学生にとっての好印象に繋がりました。
2. 「待ち」から「攻め」へ。理系学生への直接動員
エントリーを待つだけでなく、興味を持ってくれた学生に対してアクティブにアプローチを行いました。
- ダイレクトな電話動員: イベント等で接触した学生に対し、最適なタイミングで次の選考ステップを案内。
- 温度感のキャッチ: 会話を通じて学生の不安や迷いを早期に察知し、人事担当者へフィードバックすることで、面接でのミスマッチを防止しました。
3. 定期的な案内強化による歩留まりの徹底改善
新規エントリーから内定承諾まで、学生を「放置」しない仕組みを構築しました。
- 定期フォローの自動化と手動の融合: 基本的な案内はシステムで、重要な局面では電話で。
- 38.7%という高い動員率: 適切な頻度での連絡により、検討段階から選考参加への歩留まりを飛躍的に向上させました。
成果:目標達成率130%。数字が裏付ける「対応の質」
戦略的なアウトソーシングとDXの融合により、同社の採用は劇的な成果を収めました。
- 理系学生の動員率:38.7%(前年比118.9%の大幅向上)
- 内定承諾数:13名(目標10名に対し、達成率130%)
注目すべきは、動員率の向上だけでなく、最終的な「承諾数」が目標を大きく上回った点です。これは、初期段階からの丁寧な電話対応が「この会社は自分を大切にしてくれる」という信頼感(エンゲージメント)を醸成し、最終的な意思決定を後押しした結果といえます。
知名度というハンデを、「対応の質とスピード」で見事にひっくり返したのです。
結び:知名度に頼らない、これからの製造業採用
「うちは有名じゃないから、理系は採れない」。そんな諦めは、もう必要ありません。
理系学生が求めているのは、派手な広告ではなく、自分の専門性を活かせる場所であり、自分を一人の人間として尊重してくれる企業の姿勢です。事務作業という「ノイズ」をプロに預け、人事が学生と向き合う「核心」に集中する。それこそが、これからのBtoB企業が取るべき勝利の方程式といえるでしょう。
株式会社採用総研は、貴社の技術力と学生の志を繋ぐ、最も誠実な架け橋でありたいと考えています。複雑な調整に追われる日々を、学生と未来を語る日々に変えてみませんか。

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