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27年卒採用で失敗しない!いまから始める採用準備5つのポイント

26年卒採用を終えた企業の多くが、「母集団が思うように集まらなかった」「内定辞退が増えた」「採用広報の反応が鈍かった」といった課題を感じています。
採用市場の変化が激しい今、27年卒採用で同じ失敗を繰り返さないためには、早めの準備と戦略的な見直しが欠かせません。
本記事では、採用コンサルタントの視点から、27年卒採用で失敗しないための5つの準備ポイントを紹介します。

目次[非表示]

  1. 1.1. 採用市場の変化を押さえる
  2. 2.2. 採用ターゲットを再定義する
  3. 3.3. 採用ブランディングを見直す
  4. 4.4. 選考スピードと内定フォローを最適化する
  5. 5.5. 採用施策を“データで検証”する
  6. 6.まとめ|27年卒採用の成功は「準備の早さ」で決まる

1. 採用市場の変化を押さえる

26年卒採用では、学生の動き出しが前年よりも平均2〜3週間早期化しました。
27年卒採用でも同様で、3月解禁を待たずに就活を始める学生が増えています。
さらにオンライン就活の浸透により、学生は全国の企業を容易に比較できるようになりました。
つまり企業は「会う前に選ばれる」ことを想定し、採用計画を早期に設計する必要があります。


2. 採用ターゲットを再定義する

採用活動が長期化する中で、企業と学生のミスマッチも増加しています。
学生の価値観が「安定」から「成長実感・人とのつながり」へと変化している一方、採用ペルソナを更新していない企業も多くあります。

以下のように、行動レベルまで具体化した採用ターゲットを再設計しましょう。

・抽象的
 「論理的思考力がある人」

・具体的
 「未経験でも課題を自ら発見し、周囲を巻き込んで行動できる人」

ターゲットが明確になることで、選考基準や選考フローも安定し、採用の質が向上します。

【参考コラム】


3. 採用ブランディングを見直す

学生はナビ媒体だけでなく、採用HP・SNS・口コミなど複数の情報源を横断して企業を比較しています。

そのため、以下のような情報の古さはマイナス要因になります:

  • 写真が数年前のまま
  • 社員紹介が更新されていない
  • 仕事内容が抽象的

採用ブランディングでは、
「どんな人と働けるか」「どんな環境で成長できるか」
を具体的に伝えることが重要です。

特に、社員のリアルな声や職場の雰囲気を伝える写真・動画はエントリー率を大きく左右します。


4. 選考スピードと内定フォローを最適化する

26年卒採用では、内定出しが6月以降にずれ込んだ企業ほど辞退率が上昇しました。
学生は複数内定を持っているため、スピード選考体験が承諾率を決めます。

改善ポイント例:

  • 面接前の丁寧なリマインド連絡で参加率アップ
  • 面接後に個別の一言フォローを送る
  • 内定後フォローは「頻度」より「個別性」を重視

学生一人ひとりの不安に寄り添うかどうかで、最終承諾率が大きく変わります。


5. 採用施策を“データで検証”する

採用活動を感覚で進めると、再現性がありません。
媒体別やイベント別のデータを蓄積し、どの施策が成果に直結したのかを定量的に把握しましょう。

分析例:

  • イベント参加者 → エントリー率

  • エントリー → 面接参加率

  • 面接 → 内定承諾率

ファネルごとの数値を把握することで、ボトルネックが明確になり、翌年の改善につながります。
中小企業こそ、データ活用は大きな武器になります。

【参考コラム】


まとめ|27年卒採用の成功は「準備の早さ」で決まる

採用市場が大きく変化する中、27年卒採用を成功させるカギは「準備の早さ」です。
26年卒の反省をもとに、

  • 採用ターゲットの再設計
  • 採用ブランディングの刷新
  • 選考体験の向上
  • データ活用
    を中心に見直しを進めましょう。

採用は「走りながら考える」時代から「準備して勝つ」時代へ。
今の一歩が、次年度の成功を左右します。

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営業企画部 松浦
営業企画部 松浦
2023年入社。 クライアントの採用地域は都市部から地方と幅広く、 採用地域も北海道から沖縄まで全国を支援しており、 企業規模/採用地域を問わず、新卒採用のサポートを実施。 物流業や販売職など、難しい文系職の採用や 大学時代の国立大ラグビー部に所属していた経験から、体育会学生の採用手法にも精通。 また、人気業界特有の課題である男性採用や業務効率化も多数の支援実績あり。 地域限定イベントや原稿の表現など、細かいフォローを元に、有効な採用ターゲットへのアプローチを強みとしている。 また、内定者/新入社員研修の講師も若手のうちから兼任し、教育面にも従事。 採用から定着/戦力化までトータルの提案も武器の一つ。 採用/教育担当者様の意向に寄り添った提案を心がけている。

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