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採用で成功するパチンコ企業の共通点~基本編~


 コロナパンデミックが収束を迎え人手不足が加速する中、パチンコ企業の新卒採用活動は厳しさを増しているのではないでしょうか。お世辞にも人気業界とは言えないパチンコ企業が、この厳しい採用市場の中で戦っていくためには、土台となる採用計画がしっかりしていないと目標達成は難しい状況です。そこで今回は厳しい状況の中でも採用が順調に進んでいるパチンコ企業の共通点をご紹介させていただきます。

目次[非表示]

  1. 1.採用目的を明確にしている
  2. 2.人数より確度を重視している
  3. 3. 新卒採用活動の優先度が高い
  4. 4.まとめ

採用目的を明確にしている

 「新卒を採用する目的は何ですか?」
採用活動が順調な企業の多くは、自社の採用目的を明確に答えられます。逆に明確に答えられない企業の多くが採用活動で苦戦を強いられています。なぜ、新卒採用を成功させるために採用目的を明確にしなければならないのか?それは企業の採用目的がそのまま学生の志望理由(動機)になるからです。学生視点に質問を置き換えると理解しやすいと思います。
「なぜ当社を志望されるのですか?(学生に対する質問)」
この質問に対し「狙った回答」が学生から返ってくるよう、選考フローを設計しているでしょうか?もし採用目的が不明確なまま選考フローを設計されているのであれば、それは学生に対し「貴社を志望する理由」を与えられていないということになります。
その結果、グリップが効かず選考辞退、内定辞退の割合が多くなってしまうということになります。特に「パチンコ企業を志望する理由」を初めから学生が持っていることはほぼないので、企業側でしっかりと志望理由を作ってあげる必要があります。あえて悪い言い方をしますが、パチンコ企業へ入社するには「自分への言い訳」と「周囲への言い訳」の両方が必要になります。その時、自分を、周囲を納得させられる志望理由がなければ心が折れてしまいます。入社を考えている学生が納得して入社できるよう、まずは採用計画の作成段階で採用目的を明確にすることをお勧めします。
 


人数より確度を重視している

 新卒採用成功のカギは母集団形成にありますが、パチンコ企業の場合、人数ではなく、確度の高さを重視して計画を立てる必要があります。なぜならパチンコ企業が、大きな母集団を形成するためには、少なからず「パチンコを隠す」ことを前提にした採用計画を立ててしまうからです。この手法は、情報社会では通用しないどころか、リスクに変わる可能性があるというのは容易に想像できるのではないかと思います。
ではどうすればいいのか?「パチンコを隠す」のではなく、「入社後のベネフィット」を強く押し出し、それに共感してくれる母集団形成を考えることが重要です。業界業種軸ではなく、「働き方」「収入」「成長」「キャリアアップ」など入社後のベネフィットに注目してもらえるよう採用計画を立ててください。入社後に魅力的なベネフィットを準備できれば、パチンコ業界のマイナス面はある程度志望理由で相殺することができます。
「でもそれがないから困っている」というお声が聞こえてきそうですが、ない場合は「作る」しかありません。母集団を大きくするために予算を投入するのであれば、その予算を入社後のベネフィット作りに回し、企業価値を高める方が費用対効果も高いと思います。ぜひ一度「当社に入社したら〇〇を得ることができますよ」という魅力的なベネフィットを考えてみてください。

 新卒採用活動の優先度が高い

「今後の選考を辞退します」。
面接終了直後の辞退連絡…採用ご担当者様なら一度はご経験されているのではないでしょうか。苦労して面接まで誘導したのに、面接を担当した店長が「見極める面接」をしてしまい、学生のモチベーションは一気にダウン。なぜこのようなことが起こってしまうのか?ほとんどの場合、採用チームの社内発言力の弱さに原因があります。パチンコ業界にはまだまだ縦社会型の組織文化が根強く残っており、採用ご担当者の社歴が浅かったり(若手社員、中途入社)、店長が元上司だったりといった理由だけで、新卒採用活動の優先順位が低くなってしまうことがあります。
経営者にこの問題を提起すると「そんな小さなこと?」とおっしゃいますが、これはパチンコ企業が新卒採用を行う上で、最初に解決しておくべき大きな問題です。たとえば現場では「面接は〇時前後のみ」「店舗見学は目立たないようにやって」等、あくまで営業優先で採用活動が後回しになっていることがあります。直接見聞きしなくても、来社した学生は歓迎されていない雰囲気を敏感に感じ取り、選考を辞退してしまいます。
これを解決するためには、採用責任者の中に営業部長や取締役等、社内影響力が強い人を入れ、新卒採用活動が会社の最優先事項であることを社内にアピールする必要があります。また、そういった責任者の方々に説明会や合同説明会など、母集団形成イベントに参加していただくと、採用活動で重要な部分を感じ取っていただけると思います。もし、少しでも採用チームと他部署で新卒採用について温度差を感じるようであれば、すぐに改善していくことをお勧めします。
 

まとめ

新卒採用で成功しているパチンコ企業に共通している「採用目的が明確」「人数より確度を重視」「採用活動の優先度が高い」はどれも採用計画段階で準備しておくべきことばかりです。細かなテクニック論も重要ですが、やはり本質的な部分の見直しから行うことが必要です。
ぜひ参考にしてみてください。


採用総研ではパチンコ企業の新卒採用支援の豊富な実績があります。
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採用総研グループ株式会社百人力 本持
採用総研グループ株式会社百人力 本持
2023年4月入社。 大学卒業後アミューズメント企業へ人事部として入社。主にアルバイト・新卒・中途採用、評価・教育制度を担当。2017年からは人材サービス企業とコンサルティング契約を締結し、建設業、飲食業、清掃業、アミューズメント業等の幅広い業種のアルバイト・新卒・中途採用の支援を行ってきました。ご支援先企業様には抽象的ではなく、できる限り実践的な採用手法をご提供できるよう努力しております。

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