
【導入事例】5年連続「採用目標100%」を継続中。事務作業をプロに預け、人事が「研究室訪問」に専念できる環境をどう作ったか?
業種:建材メーカー(従業員数:1,000〜2,000名) 採用目標:10名
「毎年、理系採用の目標達成がギリギリで心休まる暇がない……」 「本来はもっと大学や研究室に足を運びたいが、日々のナビ管理やスカウト送信で一日が終わってしまう……」 多くの採用担当者が抱えるこの悩み。デジタル化が進む現代の採用市場だからこそ、実は「人間にしかできない泥臭いアプローチ」が決定打になることがあります。
今回は、事務作業を徹底的に手放すことで、5年以上にわたり採用目標達成率100%を継続している大手建材メーカー様の事例をご紹介します。
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【課題】「大手グループ」の看板だけでは勝てない理系採用の現実
同社は大手メーカーのグループ企業という安定した基盤を持っていましたが、新卒採用においては深刻な課題に直面していました。
- グループ内競合と辞退率の悪化: 知名度の高い親会社や同グループ他社に優秀層が流れ、最終的な辞退率が高止まりしていました。
- 理系ターゲットへの接触不足: 理系学生を強化したいものの、ターゲットがどこにいるのか、どう声をかけるべきかのノウハウが属人化していました。
- マンパワーの枯渇: 日々のナビ運用や学生への連絡に追われ、採用担当者が「現場の声を聴く」「企画を立てる」といった本来の仕事に全く時間を割けていませんでした。
【施策】「デジタルはプロ、アナログは人事」の役割分担
弊社は、最新のデジタルツールと、昔ながらのアナログな動きを掛け合わせる「ハイブリッド型採用」への転換を支援しました。
スカウトサイトの運用とLINE連絡を完全代行
OfferBox等のダイレクトリクルーティングの運用、および学生との日常的なコミュニケーション(LINE)を弊社が担当。学生を待たせない「即レス」体制を構築しつつ、担当者様をスマホとPCの前から解放しました。「研究室訪問」というコア業務の復活
事務作業から解放されて生まれた時間で、担当者様は全国各地の大学や研究室への訪問を再開。教授や学生と直接対話し、自社で働く魅力を「熱」を持って伝える時間を最大化しました。「採用の型」の言語化と標準化
RPOが全プロセスを管理することで、これまでの「属人的な採用」から「誰でも成果が出せる仕組み(型)」へとアップデート。5年以上にわたる安定運用の基盤を作りました。
【結果】5年連続で採用目標100%を達成
一過性の成功ではなく、「勝ち続ける仕組み」を構築したことが最大の成果です。
- 5年連続の目標達成: 超・売り手市場が続く中でも、一度も欠員を出すことなく目標の理系学生を確保し続けています。
- 担当者の「企画者」への転換: 事務作業から離れたことで、研究室訪問だけでなく、社内の若手社員を巻き込んだ座談会やインターンシップの企画など、採用力を底上げする施策を次々と打ち出せるようになりました。
- 学生との関係性の深化: LINEでの迅速なフォローと、直接対面での熱いアプローチが組み合わさり、グループ他社と比較されても「〇〇さんがいるからこの会社に決める」と言われる強い動機形成が実現しました。
【コンサルタントの視点】
「人間にしかできないこと」に時間を投資する勇気
多くの人事が「自動化ツール」を探していますが、採用の最終局面で学生の心を動かすのは、やはり「人」の熱意です。
今回の成功のポイントは、「デジタルでできることはプロに任せ、人間にしかできないコア業務に振り切った」ことです。人事が大学の研究室へ足を運び、教授や学生と信頼関係を築く。一見非効率に見えるこの「アナログな時間」こそが、競合他社には真似できない最強の差別化戦略となります。事務作業をアウトソースすることは、こうした「最も価値のある時間」を生み出すための、戦略的投資なのです。
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