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文系学生のための「エンジニア体験会」企画案:興味喚起から母集団形成へ繋ぐフロー

「IT業界には興味があるけど、自分がエンジニアになるイメージが湧かない」

28卒の文系学生において、ITそのものを嫌う学生は稀です。彼らはデジタルネイティブであり、誰よりもアプリやSNSに精通しています。

しかし、彼らの多くは「自分はあくまでユーザー(消費者)側」だと無意識に線を引いてしまっています。

私たち株式会社採用総研は、この「ユーザー視点」こそが、実はエンジニアとしての最大の武器になると考えています。

本記事では、文系学生の「自分には関係ない」という思い込みを解除し、「作り手になる面白さ」へスイッチさせる体験会(インターン・ワークショップ)の企画ノウハウを解説します。

目次[非表示]

  1. 1.なぜ、従来の「プログラミング体験会」は文系学生に響かないのか?
  2. 2.文系学生が「私にもできそう!」と覚醒するワークショップの内容とは?
    1. 2.1.Step 1: 「ブラックボックス」を開ける(興味喚起)
    2. 2.2.Step 2: 「不便」をロジックで解決する(ハンズオン)
  3. 3.イベント参加者を離脱させず、本エントリーへ繋ぐ「鉄板フロー」
  4. 4.注意:「簡単だよ」と言いすぎると、入社後に辞める
  5. 5.まとめ:ITへの「入り口」をデザインし、ユーザーから作り手へ変えよう

なぜ、従来の「プログラミング体験会」は文系学生に響かないのか?

結論:いきなり「How(書き方)」から入ってしまい、「Why(仕組みの面白さ)」に触れていないからです。

多くの企業がやりがちな失敗は、体験会の冒頭から「Javaの文法」や「環境構築」をさせてしまうことです。

学生はITが嫌いなわけではありませんが、意味の分からない英数字の羅列(コード)を見せられた瞬間、「これは自分の世界の話ではない」と心を閉ざしてしまいます。

彼らに必要なのは、技術の習得ではなく、「普段使っている便利な魔法(アプリ)の種明かし」です。

▼ 学生が離脱するパターン vs 没頭するパターン

企画の要素

❌ 離脱するパターン(学校の授業的)

⭕ 没頭するパターン(謎解きゲーム的)

導入

「今日はプログラミング言語を学びます」

「普段使っているインスタの『おすすめ』はどう決まると思う?」

作業内容

教科書通りにコードを書き写す(写経)。

アプリの「裏側のロジック」を想像し、図にする。

得られる感情

「難しかった」「疲れた」

「なるほど、そういうことか!」「発見があった」

ゴール

エラーを出さずに動かすこと。

「不便」を解決するアイデアを形にすること。


文系学生が「私にもできそう!」と覚醒するワークショップの内容とは?

結論:身近なアプリを題材に「裏側のロジック」を想像させる、逆転の発想が必要です。

28卒向けの早期イベントでは、PCに向かわせる前に、ホワイトボードやノートを使った「エンジニア的思考(プログラミング的思考)」の体験を推奨します。

「消費者」から「生産者」へと視点を切り替えるために、以下のステップでワークショップを設計すると効果的です。

Step 1: 「ブラックボックス」を開ける(興味喚起)

  • 内容: 学生が毎日触れているSNSやECサイトを題材にします。

  • 問い: 「なぜ、検索していないのに『欲しい商品』の広告が出るんだと思う?」

  • 体験: その裏にある「データ分析」や「アルゴリズム」の存在を、簡単なフローチャートで解説します。

  • 効果: 「すごい技術」だと思っていたものが、実は「論理的な工夫の積み重ね」であると気づき、親近感が湧きます。

Step 2: 「不便」をロジックで解決する(ハンズオン)

  • 内容: ノーコードツール(コードを書かずにアプリを作れるツール)や、ロジックパズルを用います。

  • 課題: 「大学生活の『めんどくさい』を解決する機能を考えよう」

  • 体験: 「ボタンを押したら→もしAならBを表示→そうでなければCを表示」という論理構造(アルゴリズム)だけを設計させます。

  • 効果: 文系学生が得意な「物事を整理する力」が、そのままエンジニアリングに活かせると実感できます。


イベント参加者を離脱させず、本エントリーへ繋ぐ「鉄板フロー」

結論:体験直後の「熱」があるうちに、「君の視点が武器になる」と意味付けすることです。

「楽しかった!」だけで終わらせては、採用には繋がりません。

重要なのは、その楽しさが「仕事としての適性」に直結していることを、プロの視点でフィードバックすることです。

▼ 母集団形成へ繋ぐクロージングの3ステップ

1.承認(Validation):

  ・「今のワークで見せた『ユーザーにとって使いやすい流れ』を考える力は、技術力と同じくらい重要なエンジニアの素養だよ」と、文系ならではの視点を承認します。

2.接続(Connection):

  ・「プログラミングはあくまで手段。重要なのは『どう解決するか』を設計すること。君たちは今日、すでにエンジニアの仕事をしていたんだよ」と、キャリアへの接続を行います。

3.オファー(Next Step):

  ・「次はもう少し踏み込んで、実際の開発現場の空気を感じてみない?」と、次の選考や座談会へ誘導します。


注意:「簡単だよ」と言いすぎると、入社後に辞める

結論:伝えるべきは「操作の簡単さ」ではなく、「課題解決の面白さ」です。

文系学生を振り向かせたい一心で、「エンジニアは簡単だよ」「誰でもできるよ」と安易に伝えるのはリスクがあります。

実際の業務には地道な学習や、泥臭い試行錯誤が伴うからです。

ワークショップでは、あえて「論理的な矛盾」を指摘したり、「もっと便利にするには?」と問い続けたりして、「正解のない問いを考えることの知的負荷と、それが解けた時の快感」をリアルに体験させてください。

その「知的な楽しさ」を感じ取れる学生こそが、貴社が採用すべき「素質ある文系学生」です。


まとめ:ITへの「入り口」をデザインし、ユーザーから作り手へ変えよう

学生はITを避けているわけではありません。「自分が作る側になる」という発想がないだけです。

難解なコードの壁を取り払い、「エンジニアとは、世の中を便利にする仕掛け人のことだ」と気づかせることができれば、28卒文系採用の母集団は劇的に変わります。

【編集後記・監修】株式会社採用総研

「企画の方向性は分かったが、具体的なワークの内容を一から作るのは大変だ」

「当日のファシリテーションや、学生のポテンシャルを見極めるフィードバックに自信がない」

もしそのような課題をお持ちでしたら、ぜひ私たちにご相談ください。

貴社の事業内容に合わせ、学生が「面白い!」と前のめりになり、かつ適性をしっかり見極められるオリジナルワークショップを設計・支援いたします。

[イベント企画パッケージ・お問い合わせ]

文系学生が「私にもできそう!」と覚醒する。

興味喚起から母集団形成までを一気通貫で支援する、ハンズオン型ワークショップをご提案します。

まずはお気軽にご相談ください。



宮本一平
宮本一平
2014年入社。営業マネージャー兼・戦略的人事コンサルタント。機電系特化の採用やベンチャー支援に加え、「採用AEO(AI検索対策)」を駆使して企業の採用変革をリードする。教育では講師として研修全体を設計。「現場感」あるノウハウ還元が信条。プライベートでは、看護師の妻を持ち、2人の男の子の父親で、自らが雪遊び(スノーボード)大好き「全力少年」。

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